ぼけますから、よろしくお願いします。 (新潮文庫)
ぼけますから、よろしくお願いします。 (新潮文庫) / 感想・レビュー
優希
親の晩年。どこの家庭でもありそうな問題ですが、改めて考えなければならないと思いました。親を介護することになる覚悟が自分にはできているだろうかと問いかけたくなります。介護と向き合わなければならない時期に来ているからかもしれません。
2024/02/08
みつばちい
いわた書店さんの一万円選書で我が家にお迎えした本。一番最初にこちらを読みました。ドキュメンタリーの映像ディレクターである著者が、昔から両親を撮影していて、お母さんが認知症になった後もカメラを回したものが映画になった。そのことや親への思いを綴った本。私も親が大好きなので、著者の思いが突き刺さるようにわかり、泣きながら一気読み。老老介護だったお父様の、奥さんを愛する気持ちにも心動かされました。介護される状態になることが、親が身体を張ってしてくれる最後の子育てとの言葉、この先も忘れない。全人類読むべき本!
2023/04/30
バニラ風味
作者の、認知症になったお母さんを支えてくれる、お父さんの存在に感動。認知症になった人との付き合い方について、考えさせられました。良い意味で受け流したり、違う角度から見つめなおすことも大切だなあ、と。両親を撮影したり、記録にとったり、本にして、多くの人に読んでもらうことに、おおいな意義を感じます。
2022/10/02
kitten
単行本は既読。文庫になってるのを見つけて迷わず購入した。何事も前向きに面白がる性格だったお母さんと、90代半ばから奥さんのために家事を覚えたお父さん。認知症のお母さんとの付き合い方まで含めて、色々なことに気づかせてくれる。文庫版あとがきでは、その後が少し書かれているが、お父さんは100歳を超えてもまだお元気らしい。すごい。時々、読み返そう。
2022/10/11
ヒヨドリスキ
80を越えた認知症の母を90歳越えの父が老々介護。映像作家の娘が元気な頃からの映像を飾らずそのまま見せる事で評判になった映画のノンフィクション。介護認定や施設の利用もスタッフという他人がいたので上手くいった部分も有るんだよね。親の介護の事色々考えちゃうなぁ。2人の仲の良さが本当に羨ましい。映画も見てみたいわ。
2023/11/11
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