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潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)

作家
三島由紀夫
出版社
新潮社
発売日
2005-10
ISBN
9784101050072
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三島由紀夫とは何者だったのか。絶対に外せない三島作品【5選】

 三島由紀夫に対して、かたい、難解、右翼思想…などといった印象を強く持ってしまい、なかなか手をつけられないでいる人も多いと聞く。確かにその文体はかたく、これでもかと煮詰められた思想が随所にちりばめられており、はじめのうちは読むのに苦労するかもしれない。

 筆者はそんな皆様に、「肩の力を抜いて読む」ことをおすすめしたい。そうすると、三島由紀夫という人間が身近な存在に、そしていつしか、心の拠り所のように感じられることだろう。しかしやはり、どれほど読み慣れたといっても、その文章が精緻な宝石の流れる川のように美しいことにはひたすら圧倒されるばかりである。

 本稿では三島由紀夫の名作の中から、読みやすいもの、外せないもの5作をご紹介したい。

このまとめ記事の目次 ・美しい言葉で紡ぐ、若い男女の恋愛物語――『潮騒』 ・「美」の本質とは何か―『金閣寺』 ・LGBTについて考えたいならこの1冊―『仮面の告白』 ・舞台芸術のために捧げた作品―『鹿鳴館』 ・三島由紀夫が最後に辿り着いた“転生”とは―『豊饒の海』

■美しい言葉で紡ぐ、若い男女の恋愛物語――『潮騒』

『潮騒(新潮…

2019/2/3

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「この指がなまなましく覚えている」味わい深いエロ! 【文豪に学ぶ官能表現講座】

 文学と言われると、なにか崇高でお堅いものをイメージする方もいるかもしれないが、名作とされる文学にはかなり踏み込んだ性描写が実際多く存在する。ふだん我々が、単に「エロいなぁ」「興奮するなぁ」という言葉だけで済ませているようなシチュエーションや心理状態も、文豪の手にかかれば一層輝くのだ。「そんな言葉で例えるの!?」「こんなに細かく説明するの!?」「自分では言葉にできなかったけど、これを読んだら自分があの時どうして興奮していたのかが分かる気がする!」などと感じさせられる文豪たちの官能的な文章を5点ご紹介したい。

■湯上り姿は15~20分後が旬! ——谷崎潤一郎『痴人の愛』

『痴人の愛 (新潮文庫)』(谷崎潤一郎/新潮社)

 やはり文学に潜むエロと言えば、この人は欠かせない。谷崎潤一郎は性をテーマに描いた名作を多く生み出しているため学校で習うことは少ないが、そのクオリティは凄まじい。代表作『痴人の愛』は、真面目な男がいずれ自分の妻にするために15歳の少女を育てるが、次第に少女の魔性にとりつかれ下僕になっていく様子を描く物語だ。

一体女の「湯上り姿」と云うもの…

2018/6/17

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潮騒 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

再読。三島の作品群の中では異彩をはなっている。まず、物語の舞台に伊勢湾に浮かぶ歌島が選ばれているが、都市の文学である三島からすれば、異例のこと。次いでは、三島独特の修辞が、ここにはほとんど見られないこと。他の作品では、登場人物たちの微細な心理の綾が華麗な喩法をともなって描かれていくのだが、ここにはそれがない。ここにあるのは、きわめて単純明快な心理であり、行動である。特に主人公の新治において、それが顕著だ。三島の好きな「アポロン的」な男性像である。最後の1文だけが、かすかに三島らしいシニシズムを帯びている。

2012/07/23

読み進めるうちに新治がとても魅力的で素敵でした。寡黙なところ、仕事熱心なところ、今の若者にはあまり見られない(?)良い男です。終始、二人はロミオとジュリエットのようになってしまうのではないか?頼むからその結末はやめてくれと願いながら進めました。最後は良かったです^^しかし、ページ数が少ないのに読むのに時間がかかりました。というかあまりに文体が綺麗なので、一字一句噛み締めないと勿体無い気がしたから?でしょうか。三島先生は本当に日本語の美しさが際立ちます。

2013/12/01

遥かなる想い

 山口百恵と 三浦友和の 共演を見て、やはり 男は 肉体だなと 思った。  その日、私は 鉄アレーを 購入し、筋肉トレーニングを 始めた。  一日で 終わった。  焚き火の火を 飛び越せなかったら、どうなるのだろうと 心配していたのを 馬鹿のように 覚えている。

2010/06/12

れみ

三島さんの命日に合わせて久しぶりに。とある南の小さな島・歌島を舞台に、若い漁師の新治と島の有力者の娘である初江の恋を中心に様々な人々の思惑や日々の営みが描かれるお話。なんて甘酸っぱくほろ苦い恋模様。そして屈託のない人々。書いたのが三島さんだけに根底には色々な意味づけがあるのだろうけど、それを考えずに素直に楽しむのもいい。

2015/11/27

たー

三島がこんな純愛小説を書くんだなぁというのが率直な感想。実は古代ギリシア小説が下敷きにあったんですね。神島(小説では歌島)に行ってみたくなりました。

2010/10/30

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