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草薙の剣 (新潮文庫)

草薙の剣 (新潮文庫)

草薙の剣 (新潮文庫)

作家
橋本治
出版社
新潮社
発売日
2021-01-28
ISBN
9784101054193
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ジャンル

草薙の剣 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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shouyi.

舞台は現代、主人公は10歳ちがいの男6人。彼らには何の接点もない。そして最後までまったく関わる事も無い。語られるのは、彼等と彼等の両親、或いは祖父母も含めた3代の歴史だ。彼らの個人史が社会の流れの中で語られる。別に歴史に名を残すでも無くどこにでもあるような生活との格闘。そして死んでいく。6人全ての歴史が刻まれるが、そのうちだれがだれなのか区別がつかなくなった。改めて橋本治という人は小説家だったんだなあとその力量を感じた。本当に残念でならない。

2021/02/09

おやぶたんぐ

昭和から平成、約90年にわたる日本の‘ 時代 ’ を描く ‘ 大河小説 ’。類い稀なる著者の感性と、平凡以下の当方の感性を比べるのも馬鹿馬鹿しい。しかし、公害とその被害や、ハンセン病とその差別も取り上げることなく、あたかも少年犯罪やそれに類する殺人事件がその ‘ 時代 ’ の象徴のように描かれてもまるで響いてこない。それらの事件は本質的に上記のどの ‘ 時代 ’ にもあったありふれたものに過ぎない。最大の違いは、マスコミが大きく取り上げたか否かだろう。目を向けるべきはその本質ではないか。

2021/02/23

Tom

この物語にヒーローはいない。主人公は12~62歳の6人の男性だが、その両親世代のエピソードもある。舞台は昭和初期から現代(2015年あたり)の日本。戦前から戦中を経て戦後あたりまでは、人々が必死に生きている感じが伝わってくる。だが、特にドラマチックな出来事が起きるわけでもなく、登場する人間も、金持ちだったり学歴が高かったり、逆に極端に貧乏なわけでもない。そこにいるのは、ただの「普通の人」だ。思慮が浅く、視野が狭く、自分のことしか考えていない普通の人々だ。そういう人々を嘲笑うわけでもなく、淡々と描いている。

2021/05/06

アヒル

★★★1/2 淡々と進む多くの平均的日本人と時代の出来事。こういう本は、簡単そうで、とても書けるものではない。そしてわざとややこしく書くのはこちらの知性を試しているのか。 解説者、知らないかただが大変秀逸であった。読みとく力と、橋本治への愛に満ちていた

2021/02/23

ぼび

5/5

2021/02/21

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