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明治・父・アメリカ (新潮文庫)

明治・父・アメリカ (新潮文庫)

明治・父・アメリカ (新潮文庫)

作家
星新一
出版社
新潮社
発売日
1978-08-27
ISBN
9784101098173
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明治・父・アメリカ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

星新一氏の父親、星一の伝記。明治時代にアメリカに渡って、血の滲むような努力をしながら、成長していく姿が淡々とした筆致で描かれる。決して諦めないこと。誠実に仕事をすること。人とのつながりを大切にすること。星一の生き方は、人間が生きていく上で本当に大切なことを、読者にさりげなく教えてくれる。勤勉に生きる者を認めて、支えていこうとする若いアメリカの社会の描写にも、心を打たれた。作者の終始抑制された文章が、わずかに感傷的になるところが、二箇所ほどある。そこでは涙を抑えるのが難しかった。

2017/10/30

しゅわ

【図書館】父、星一(はじめ)さんのアメリカ留学時代を中心とした伝記。福島の田舎から東京に出て苦学し、20歳で単身アメリカに渡り、貪欲に異国の新しい文明を吸収する姿を淡々と描きます。『人民は…』の壮絶なバトルを思うと、苦労はしていても挫けず前向きな青春時代の姿に救われた気持ちになります。所有はシンプルな表紙の新潮文庫旧版ですが、読メ登録の際に改正版の存在を知り取り寄せてみました。表紙の星一日の写真が良いですね♪ 新一さん、かわいいです。文字が大きく読みやすくなり、解説がひとつ増えてます。

2015/07/14

旗本多忙

父・星一の半生をショートの大家星新一が書いたもの。星一が大成するのは本人の決意と努力の賜物だが、父の理解と薫陶を受け、周りの者の応援、援助があったのも大きい。近代文化が始まろうとしている明治の中期、単身アメリカへ留学。文章では淡々と書かれているが、留学暮らしは苦心惨憺決して楽ではなく、星の熱心さと真面目さが人の心を動かしているようだ。旅立ち前の西日本への旅も、よくもまあ親切な人ばかりいるものだと思った。今では考えられない。立派な人の伝記は多いが、この本は是非とも読んでほしい。人脈の凄さにもびっくりする。

2019/02/19

和歌山のおいやん(愛飢男)

星新一さんといえば、ボッコちゃんを始め私の偏見でメルヘンチックな小説家との決めつけいて今回が初めての本。父親の軌跡を辿った伝記本ですがショートショートのイメージは何処えやら。若くして渡米した父親のエネルギッシュな行動や己に対する厳しさなど教えられる点は多々あります。取り巻き連中がスゴイ。野口英世 伊藤博文 後藤新平 等 明治を代表する人のオンパレード。かと言って親子の情愛に溺れることなく冷静に書かれていて非常に好感が持てる。物語は上巻的で下巻 人民は 弱し 官使は強し 読まなければ

2015/05/15

しき

再読。『坂の上の雲』にも通じる、明治時代の明るさや可能性を感じられる。ショートショートの名手らしい簡潔な文章で、さらっと読んでしまうけれど、星一の成功の裏には並々ならぬ努力があったにちがいない。怠惰な自分を反省。しかし、閉塞感に満ちた今、私達はどこに夢を持てばいいのだろう…。

2011/09/16

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