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フィッシュ・オン (新潮文庫)

フィッシュ・オン (新潮文庫)

フィッシュ・オン (新潮文庫)

作家
開高健
秋元 啓一
出版社
新潮社
発売日
1974-08-27
ISBN
9784101128047
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フィッシュ・オン (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

ある時はアラスカの辺境でキングサーモンを釣り、またある時にはスウェーデンの大自然の中でパイク釣りに明け暮れ、はたまたアイスランドの辺境でも。これぞまさしく王侯貴顕の楽しみか、はたまた暇人の日々なのか…。いずれにしても羨ましい限りだ。少なくても本を読んでいる限りは。ただ、その実態はというと、アラスカでは、バラック同然の小屋に寝起きし、雪解け水に14時間も身を晒しながらたった1度のヒットもなく、ということでもあるのだけれど。もっとも、スウェーデンではABUの豪華な別荘での魚釣り三昧だったりもするのだが。

2015/03/16

奥澤啓

『私の釣魚大全』にはじまり『オーパ!』シリーズへと展開していく開高健の釣魚エッセイのなかの白眉。ルアーフィッシングとキャッチ・アンド・リリースはこの本で広く知られるようになった。スウェーデンの釣具メーカーABU社のルアータックルをこの本で知り、憧れた人は私だけではあるまい。『オーパ!』以降の何人ものチームを組んでの大旅行ではなく、終生の友となるカメラマンの秋元啓一氏との同行二人の道行きといった趣が私は好きだ。写真は文庫だが、元のA4版は本として見事であり、古書で人気がある。復刻できないものだろうか・・・

2014/10/12

nina

アラスカのキングサーモン村から始まってスウェーデン、アイスランド、西ドイツと北をまわってナイジェリア、フランス、ギリシャ、エジプト、タイ、そして最後に福島と新潟の県境の銀山湖…片手に酒瓶、もう一方に釣竿の、めくるめく釣り行脚世界周遊の旅。酒と竿ときたらやっぱり女、なのだろうか、釣り好きオヤジの例に漏れずお得意の下ネタ連続投下には吹き出してしまうが、その裏で釣ることへの飽くなき欲求が強いる長時間に及ぶ神経の緊張とその疲労はいかばかりかと思いやられる。釣りは己との戦いなのだ。セーヌの雑魚釣りのくだりはウケた。

2013/12/06

ゐづる

誰よりも釣りを愛する男・開高健氏の世界一周釣り旅行記。時々紛争地帯など通ったりして、戦慄を覚えつつも、それでもやっぱり釣り。こりゃ筋金入りの釣りキチですわ・・・氏によると、戦争と釣りは隣り合わせらしいですが。氏が何故餌釣りよりルアー釣りにこだわるか、書かれていまして、ほう、なるほどなとおもいました。僕はもっぱら餌釣り師ですから、なるほどこんな考え方もあるのかと、大変参考になりました。

2013/12/29

さっと

先月、10年ぶりぐらいに釣りをした。それも、初めての海で夜釣り。ルアーではなく生餌であったのと、ビギナーズラックのおかげで釣れたし、何より、食いついた魚と「合わせる」タイミングがイマイチなので、次も行きたくなった。これは病みつきになりますゾ。さて、本書では、アラスカを皮切りに、ヨーロッパや中東、アジアまで、世界中で釣りをする。どこにでも釣りという文化は生きている。それが生業であるか、趣味であるか、余暇であるかで地域性が見えてくる。それから、「おだやかになることを学べ」「釣師と魚は濡れたがる」など名言多数。

2014/08/15

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