奇病連盟 (新潮文庫 き 4-12)
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奇病連盟 (新潮文庫 き 4-12) / 感想・レビュー
北風
「支離滅裂さを楽しむ」というのか、深く考えるより、感じるタイプのコメディ小説です。いささか悪ノリしすぎてる感じもしますか、キャラクターがとにかく曲者揃いで最後まで一気に読みました。
2015/04/05
くろすけ
およそ35年ぶりの再読。ひたすら懐かしく読んだ。この小説では「奇病」というデフォルメした形で表現されてるけど、人間誰しも一風変わった性癖とかこだわりとか、何かしら他人と違う部分を持ってるよね。それが「その人らしさ」を形作っていて、その凸凹がぶつかったりしっくりかみあったりすることで人間社会の悲喜劇を織りなしてるんだね。北杜夫のユーモア小説を読むと、嫌な人や変な人も含めたすべての人々に暖かい愛情が湧いてくるから好き。
2014/04/26
双海(ふたみ)
解説もふるっています。「だいたい、おもしろい小説に批評家が解説をつけるというジャーナリズムの習慣がおかしいのです。おまけに、その解説がつまらないものだったら、それこそ眼もあてられませんね。だから、読者のみなさんは、この解説を読んで、批評家という人種はこんなにおもしろい小説を読んで、こんなにつまらないことしか考えられないのかしら、と軽蔑するでしょう。」
2014/08/31
洪七公
既読本
1985/03/27
あき☆ブラック・ベア
うーん…最初は面白かったのにだんだん奇病から離れていったような…。というかこれ短編集じゃなかったんだね。タイトルが凄く短編っぽかった。後半斜め読み。ごめんなさい、リタイア。
2017/12/28
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