KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

余命 (新潮文庫)

余命 (新潮文庫)

余命 (新潮文庫)

作家
谷村志穂
出版社
新潮社
発売日
2008-11-27
ISBN
9784101132556
amazonで購入する Kindle版を購入する

余命 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あつひめ

ハードカバーでも読書済み。昼ドラの開始と共に再読。病が発生する事も、子供を授かることも運命と言う言葉でしか語れない。いくら健康に気を遣っても病に侵されるし、いくら愛し合っていてもなかなか子供に恵まれない人もいる。外科医という立場から生と死が隣り合わせであると言うことを日常身に沁みて感じているだけに、治療よりも出産を優先した主人公。その大切な決断の時にやはり夫と離れることまで決意するのは女としては疑問に思ってしまった。余命と言われた日数を超えて生きるうちにきっと欲も出たことだろう。子供の姿をもっと見たいと。

2013/04/07

モルク

結婚10年目にして待望の妊娠をした女性外科医。しかし同時に14年前に患った乳ガンの再発を知る。子供を生むかガン治療をするか、彼女の選択は夫にも打ち明けず再発を誰にも知られずに出産することであった。夫にも相談しないという彼女の真意がわからない。子供を生むことを反対されるかも、子供を産みたいという思いはわかる。だが出産後のガン治療と闘病生活の中で、実家のない彼女にとっては夫の助けなしで育児をすることはできない。彼女に対し何かそこにモヤモヤが残った。

2018/01/08

AICHAN

図書館本。主人公は女性の外科医。結婚して10年経ち念願だった子を宿す。しかし癌を再発して…。彼女は自分の命より生まれてくる我が子を守る決意をする。主人公の葛藤と夫への告白をためらう様子が丁寧に描かれる。とても読みやすく、共感できる部分が多かった。

2019/10/05

ぶんこ

結婚した10年後に妊娠。思ってもいなかった喜び。しかし、それは乳癌再発をも気づかせるものだった。子宝に恵まれなかった滴にしてみれば、やっと授かった愛する夫との宝物。なんとしても産みたい。そのためには反対しそうな夫や親友、親しいご近所さんにも話せない。その気持ちがよく分かり辛かった。つくづく母親が生きていてくれたらと思った。余命1年と言われた滴が6年も生きられた。見られないと思っていた瞬太の成長と、皆既日食も見られた事。滴さんの母力だと感動しました。

2022/03/24

スリ

ガンが再発したことを誰にも相談することなくたった一人で子供を生む話し。 なんでそんなことまでして・・・ と思うのは僕が男だからでしょうか。

2019/05/09

感想・レビューをもっと見る