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尋ね人 (新潮文庫)

尋ね人 (新潮文庫)

尋ね人 (新潮文庫)

作家
谷村志穂
出版社
新潮社
発売日
2015-01-28
ISBN
9784101132587
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尋ね人 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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Nobuko

夕暮れ、鐘の音が響き、潮風と共にカモメの鳴き声が聞こえてくる港町。この街で暮らす母親、美月は末期癌となり、東京暮らしの娘、李恵は田舎へ戻ります。美月には心残りがひとつ。50年前、突然幻のように消えた恋人のあの日、あの瞬間を知りたい、大橋さんに逢いたいと。東京では恋に破れた李恵でした。母親のノスタルジックな恋話と自分の恋がシンクロする場面は切なくも、ひとりの人を忘れられず同じ気持ちでいられる純粋な心の方が勝ります。最後は洞爺丸が遭難した海難事故へ繋がりました。大橋さん、本当はいい人でした。美しくて、儚い…。

2021/06/15

きょん

母美月の最期の日々を共に過ごすことにした李恵は母が若い頃好きだった人を探すことに。なぜ大橋は突然失踪したのか。50年という長い年月、一人の男に想いを寄せ続け探してほしいという美月の気持ちと精一杯応えようとする李恵、2人の強い気持ちに惹き込まれる。洞爺丸の海難事故と失踪した大橋と美月。大橋さん、なぜあの時行ってしまったの…ただただ切なく哀しい恋物語だった。

2021/07/12

Yuna Ioki☆

953-156-35 谷村志穂氏らしい淡々とした語り口のしなやかに生きる女達をモチーフにした一作。昔の恋の真相を追い求める母と過去の恋を振り切り新たな人生を模索しようともがく娘。どちらの気持ちもなかなかスッパリと思いきれるものではない。

2015/04/29

はる

末期ガンの母から、五十年前に突然姿を消した恋人を探してほしいと頼まれる女性。果たして見つけることができるのか・・・。病んでいく母親との関係が私自身に重なる部分が多くて読んでいて切ない。微妙な距離感がやけにリアルだった。主人公にいまいち好感がもてない(特に男の趣味)けれど、自分だって似たようなものかもしれない。そう、私だって母親のことはなにも分かっていないに違いない。

2015/04/27

りょうこ

『海猫』以来の谷村さん。海猫ほどの衝撃はなかったが、函館を舞台に突然いなくなった母親の昔の恋人を探しながら自分も何かを探す描写が綺麗。今年の夏は函館に行く予定なので、行く前に読み終える事が出来てよかった!

2015/04/25

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