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移植医たち (新潮文庫)

移植医たち (新潮文庫)

移植医たち (新潮文庫)

作家
谷村志穂
出版社
新潮社
発売日
2020-02-26
ISBN
9784101132594
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移植医たち (新潮文庫) / 感想・レビュー

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あすなろ

ノンフィクションかと勘違いするほど徹底取材に裏打ちされた移植医療小説。海堂氏激賞と帯にあるがそのとおり。84年札幌医大の和田教授による心臓移植についての本は渡辺淳一氏始め複数読んだが、これはその後として99年迄の系譜に連なる。移植医療、それは人智を超えた領域の出来事と今でも感じると米国での日本人医師達に谷村氏は語らせているがその通りだろう。移植医療の進展にも目を見張り一気に読むのであるが、米と日の差、そして内に秘めたる恋や愛も上手く取り入れられており、久しぶりの医療小説を僕は一気読みしたのである。

2020/04/30

夜長月

脳死による臓器移植は日本では遅々として進んでいません。今でも渡米して心臓移植をすることがニュースになったりします。この日米の差は何なのでしょうか。本作品では前半で日本から留学した医師たちのアメリカでの移植医としての輝かしい活躍が描かれています。そして後半では帰国して日本に移植治療を広めることの困難さが事実ベースで描かれます。貴重な命のリレーを阻む壁は厚そうです。私たちがまずできることは免許証の裏に臓器提供の◯印を入れることです。

2021/01/14

AICHAN

図書館本。昨年9月に予約してようやく手に取った。「脳死」というのが現実にどういう状態なのか知り、臓器移植に否定的になった。物語はノンフィクション的な要素も取り入れ、実に巧みに展開される。登場人物の心理描写も素晴らしい。とにかくよく取材している。

2020/06/23

けんとまん1007

一部、目にしたことのある言葉もあるが、やはり想像を絶する世界だと言うのが、第一印象。何ごともそうなのだが、現在の状況に至るまでまでには、エポックメーキングな場面がいくつもある。命に関わることだと、更にハードルが高くなる。数多くの戸惑い、決断、自問自答があったと思う。人は人を思うことで、先に進める。

2020/05/18

ぷう蔵

これは凄いな、骨格はノンフィクションであろう。この年代に生体肝移植、脳死者からの臓器移植がニュースとなっていた。最近では私のアンテナが反応してないだけなのか、電波に乗ることも少なくなったように思う。あたり前に移植治療が進展して救われる命が増えたのだろうか?日本人の倫理観って不思議だ、脳死は死ではない!まだ生きている!安楽死は殺人などと言って複雑な手続きを作っておきながら、極刑あり、死んで詫びる、赤穂浪士の討ち入りが毎年のようにドラマで流れ仇討ちや切腹をある意味容認、賛美するような人種。壁は高かったろう。

2020/07/12

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