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雄気堂々(上) (新潮文庫)

雄気堂々(上) (新潮文庫)

雄気堂々(上) (新潮文庫)

作家
城山三郎
出版社
新潮社
発売日
1976-05-30
ISBN
9784101133034
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雄気堂々(上) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

500社以上の会社設立に関与し、日本資本主義の父と称される明治の偉人『渋沢栄一』の伝記的な歴史小説。上巻は江戸末期の混乱極める情勢の中、攘夷に沸く維新傑物らとは異なる路線で未来を憂い新しい日本を作ろうと動き始めるまで。後の獅子奮迅の活躍の源が芽吹くのがよくわかる。最後の将軍慶喜との出会い、外国に対するパラダイムシフトが最も強い原動力となる。渋沢栄一像に迫れる良書!「その気になればいくらでも自分に向く仕事を創り出せそうであった。仕事は与えられるものではない。創り出すものなのだ(本文)」栄一の開眼の瞬間である

2020/06/23

ゲンキ

2021年の大河ドラマの主人公ということで、本書を読んでみました。凄く良かったです。城山さんの作品は、読みやすいし、中身もあるから、グイグイ引き込まれます。でも、渋沢栄一について、私は全く無知でした。幕末から生きてみえた方とは😅。その渋沢栄一の人生は、徳川慶喜や西郷隆盛、新撰組の近藤勇、勝海舟、大隈重信等のビップな方と出逢うことによって、大きく変わっていくこととなる。下巻が楽しみです😆。

2021/02/21

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

大河ドラマは見ていないが、以前から気になる人物であったのでこれを機会に手に取った。三井や岩崎(三菱)が己の財を成すことに熱心であったのに対して、日本全体の経済、産業を興すことに注力した人物と言う印象である。ただ前半はまだ「尊王攘夷」を志したものの、何をどうすべきか迷いうろうろしているだけで、歴史の片隅にも顔を出さず、彼本来の良さは見えていない。むしろ彼が仕える事になった一橋慶喜の英名さの方が目立つ。大政奉還が終わり、新しい時代なってようやく彼の本領が発揮され始めた感じ。前半はイントロ、後半に期待します。

2021/04/09

mura_海竜

西郷、木戸、伊藤、大隈、岩崎など知っている名前がぞろぞろ出てくる。もう少し歴史勉強しとけばよかった。

2011/09/07

フリージア

上巻は幕末から明治新政府が懸命に政府を立ち上げるあたりまでたった。武蔵野血洗島の渋沢栄一。家業より国の動向が気になり攘夷の気概をもっている。しかし不思議な縁で一橋家の家臣となる。栄一は冷静かつ運も良いのか慶喜の弟徳川昭武のお伴で洋行することになる。その間に攘夷を叫び戦った天狗党や栄一の養子となった平九郎は悲惨な最期をとげている。洋行中の資金は栄一が管理し、二万両を残して帰国したという。そして新政府に出仕することに決めて下巻へ。

2021/05/31

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