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雄気堂々 (下) (新潮文庫)

雄気堂々 (下) (新潮文庫)

雄気堂々 (下) (新潮文庫)

作家
城山三郎
出版社
新潮社
発売日
1976-05-30
ISBN
9784101133041
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雄気堂々 (下) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

私的、ものすごく好きな歴史小説でした!誰もが血沸き肉騒ぐ明治維新、農民の出で薩長土肥いずれの藩閥にも属さなかったのに、近代日本の礎を築き今のこの国の経済の基盤を創った偉人、渋沢栄一の生き方!伊藤、大隈、大久保、井上、明治維新後の、今に連なる国家創成を担った者達の息吹き、信念、行動理念が伝わってくる!「剣」で日本を変えた維新志士、「論語と算盤」で世界に冠たる日本の経済を創った栄一!凄く貴重な小説です!全ビジネス幹部必読の名著!大変読みやすく、社会生活で大切にすべき『何か』に気付かされる素晴らしい作品‼️🙇

2020/06/26

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

前半部分は自分が何をすべきか模索していた感があったが、明治維新後は日本の産業、実業の育成と言う大きなテーマに邁進する渋沢。合本(株式会社)と言う考え方にこだわり、独裁ではない新しい姿を描こうとする。それにしても、彼が懸命になって日本の産業を興そうとして奮戦していたのはまだ30代!時の政府の中心人物達も同世代が多い。本当に若い国であったのだなあ。★★★+

2021/04/14

まつうら

(上巻のつづき)ヨーロッパから帰国した後は、大隈重信に請われ、新政府の高官となるが、大久保利通とのいざこざで辞去してしまう。たしか、江上剛の「クロカネの道をゆく」にも大久保利通が出てきて、政府内でだれかといざこざを起こしているくだりがあった。大久保利通のことは良く知らないが、どうしてこんなに敵が多いのかと思うと、ちょっと興味がわいてきた。 それと、政府を辞去したあとの渋沢栄一は、多くの事業にかかわっていくが、それらのエピソードをもっと詳しく知りたいと思った。

みこ

渋沢栄一列伝明治編。明治に入っても渋沢は己の信念を貫き通す。その信念とは自分の利益よりも公の利益を優先すること。だから決してぶれることはないし、身に覚えのないデマを流されてもついて来る人はついて来る。千代の死で話が終わるので大河ドラマの爽快な終わり方に比べればややしんみりとした幕引きだがこれはこれで余韻があって良いかも。喜作の永遠のガキ大将っぷりがどことなく心地良い。

2021/12/29

Chikabono

様々なエピソードが盛り込まれていて渋沢栄一について勉強になったが、晩年が描かれていなかったのが、ちょっと残念。

2022/05/18

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