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ある倒産 (新潮文庫 し 7-5)

ある倒産 (新潮文庫 し 7-5)

ある倒産 (新潮文庫 し 7-5)

作家
城山三郎
出版社
新潮社
発売日
1976-08-30
ISBN
9784101133058
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ある倒産 (新潮文庫 し 7-5) / 感想・レビュー

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シュラフ

城山三郎の代表作といえば、『雄気堂々』『男子の本懐』『落日燃ゆ』など軸足をしっかりもった男たちがテーマとなっており読んでいてとてもすがすがしい。だが、この短編集の企業戦士たる男たちは自分自身の軸足というものを持っていないという意味で真逆のタイプの男たちである。一生懸命に頑張っているのだが、自分自身の軸足というものを持っていないがために周囲にふりまわされてしまう。表題作の『ある倒産』も、誠実な主人公のむくわれない結末にわが身を思い他人事でない気がしてしまう。男の人生の反面教師として読まなければならない。 

2014/06/19

多分、器用です

短編集。表題作を含む「ある倒産」と2、3篇読んだ。基本「はぁ?」とか「で?」って感想しか出てこない。団塊の世代との驚異的な断絶をしった。

2012/10/03

Dutsuncompe

色んなサラリーマンの悲哀がリアルに書かれてる。35年も前の本だけど、サラリーマンの本質って変わらないね?

2012/09/06

ゆきのすけ

城山氏の本の中に出てくる男の人は、男社会を生き抜く男たちという感じでとてもかっこいい。もちろん、なかにはずる賢く立ち回る、嫌なやつもいるけれど。女が社会に進出する事の困難さを持つとしたら、男はまたそこで生き抜いて、いかに他の人より抜きん出るかと言う困難があると思う。会社っていうのも、一筋縄ではうまくいかないんだな。ただ誠実、正直であれば良いということでもない。大変なところで、男の人は戦ってるんだなぁ。

2010/03/29

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