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わしの眼は十年先が見える: 大原孫三郎の生涯 (新潮文庫)

わしの眼は十年先が見える: 大原孫三郎の生涯 (新潮文庫)

わしの眼は十年先が見える: 大原孫三郎の生涯 (新潮文庫)

作家
城山三郎
出版社
新潮社
発売日
1997-05-01
ISBN
9784101133256
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わしの眼は十年先が見える: 大原孫三郎の生涯 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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こばきよ

少し前に出張で初めて岡山へ、その際上司の計らいで倉敷、大原美術館に予備知識無しで慌ただしくも訪れた。西洋の著名な画家の作品が地方の美術館しかも私設と言う所で驚き。明治、大正期の実業家、資産家にはかなりの富の集中があり、孫三郎氏はその私財を公、そして未来のために投じた人物であった。印象的な言葉も数々。子孫は先祖の誤りを正すためにある。子供に限らず、他の者でも先代の誤りを見抜く見識と、誤りを正す勇気や行動力を持ってさえいれば。クラレ、中国電力、中国銀行の中興の祖、そして受け継いだ總一郎氏を含め岡山の大人物。

2014/07/25

シュラフ

現代は法人資本主義という奇怪なるシステムが世界を支配してしまっている異様な時代である。そこにあるのは会社の目的がたんに最大利潤をあげればよしとする人間不在で思想もなにもない無機質な社会。よくよく考えてみよう。会社にしろ人間にしろその存在の意味が必要である。"世の中に貢献する"とか"他人を幸せにする"というのがその存在の意味のはずである。それがみんな分かってないから法人が人間を支配するというおかしな社会になっている。共済制度の拡充とか地域メセナに取り組んだ大原孫三郎という男は真の意味での経営者といえる。

2016/07/08

Noriko D

「人間は善悪ともに友達によってつくられるもの」毎年の里帰りで集まって会ってくれる、かけがえのない良き友との楽しいひとときに感謝。再読をきっかけに大原美術館まで行ってみた。とてもステキな美術館🖼行けて良かった!

2018/10/09

aponchan

大原美術館が倉敷にあることは知っていたが、本書の主人公の大原孫三郎により作られた経緯等を知り、まだまだ知らないことが多いことを実感させられた。最高傑作の息子:聡一郎もすごい。残念ながら、倉敷には行ったことがないので、行って直に町を見てみたいと思うし、現在の日本に至るまでの先輩諸兄には本当に頭が下がる。城山三郎著書として読了したのは4冊目だと思うが、時代背景を含め理解しやすいので城山作品も機会を見つけて増やしていきたいと思う。

2019/04/13

シュラフ

男の志を追求する城山三郎さん。この小説では、今のクラボウやクラレを発展させた大原孫三郎を主人公に取り上げている。読んでみて”こんなスケールの大きな経済人がいたのか”と大原孫三郎の生きざまに感嘆してしまう。倉敷の大原美術館をつくったことは言うに及ばず、女工哀史のその時代に倉敷紡績において従業員のための福利厚生制度を充実させようとしたその姿勢。それだけでなく孤児院への寄付、有為なる青年らへの資金援助、など社会に活きるお金の使い方をしてきた。今の天狗になった経済人にも読ませてやりたい一冊である。

2014/05/11

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