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ながい坂 上 (新潮文庫)

ながい坂 上 (新潮文庫)

ながい坂 上 (新潮文庫)

作家
山本周五郎
出版社
新潮社
発売日
2018-11-28
ISBN
9784101134826
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ながい坂 上 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ふじさん

徒士組という下級武士の子に生まれた小三郎は、八歳の時の屈辱的な出来事に出会い、人間としての成長を誓い、学問と武芸に励み、成長して名を三浦主水正と改め、藩内で異例の出世を遂げる。若き藩主の飛騨守昌治の信頼が厚く、彼の計画した大堰堤工事の責任者として工事の完成を目指して辣腕を振るうが、次々と難題が押し寄せる。妻や実家との軋轢、ななえの妊娠、異例の出生に対する妬み、清廉潔白な生き方への危惧等、取り巻く状況は厳しさを増す一方だ。これから、主水正がどうこの苦難な道を乗り越えて行くのか目が離せない。

2022/10/13

AICHAN

図書館本。ある藩の軽格の侍が、身分の低さゆえに子供の時分に大きな屈辱を味わい、その悔しさから奮闘していく物語。なんだけど…、とにかく濃密な物語で、例えば硬い岩盤をノミひとつで掘削していくような感触だった。なかなか掘り進められず、しかしときどき柔らかい岩盤に当たってするすると掘り進められたり、たまに金鉱に当たって喜んだり、物語にはヤマやご褒美があり、読むのをやめられない。こんなに濃密な物語を読んだことはたぶん初めてではないか。

2022/02/03

ソーダポップ

徒士組という下級武士の子に生まれた阿部小三郎は、8歳の時に偶然経験した屈辱的な事件に深く憤り、人間として目覚める。「憎むものは憎め、俺は俺の道を歩いてやる」学問と武芸に励むことでその屈辱をはね返そうとした小三郎は、成長して名を三浦主水正と改め藩中でも異例の抜擢を受ける。「身分の違いがなんだ、俺もお前も同じ人間だ」異例の出世をした主水正に対する藩内の風当たりは強く、心血を注いだ堰堤工事は様々な妨害を受ける、、、人生というながい坂を人間らしさを求めて一歩一歩踏みしめていく主水正、下巻も楽しみ。

2022/11/13

kawa

主人公・小三郎と一緒に歩み、反省し、苦吟し、成長していくような錯覚に陥る。また凄い小説に出会えた。山周先生最後の長編。下巻へ。

2020/05/24

きょちょ

一人の武士の生きざまを描いた長編。 主人公小三郎は、8歳の時、武士の中にも身分差別があり、また権力の乱用を目の当たりにして、ある志を立てる。 殿の暗殺や、事業の妨害など、サスペンス仕立てでもある。 主人公の妻が異色で、嫁入りの理由や、その後の夫婦関係、さらには乱交パーティーに見学者としてではあるが参加するなど、とうに三行半ものであるが、主人公はどういうわけか鷹揚である。 まだ面白さは感じないが、下巻に期待。 ★★★

2019/12/10

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