KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

国盗り物語(二) (新潮文庫)

国盗り物語(二) (新潮文庫)

国盗り物語(二) (新潮文庫)

作家
司馬遼太郎
出版社
新潮社
発売日
1971-12-02
ISBN
9784101152059
amazonで購入する Kindle版を購入する

国盗り物語(二) (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

むーちゃん

自分の好きな歴史上の人物上位にきました 斉藤道三 信長の模範、高杉晋作における吉田松陰かと。

2017/06/03

yoshida

斎藤道三は所謂、革命児だったことが分かる。彼が戦ったのは古くから続く旧弊や既得権益。商売や関所の利権。守護の座におり安逸に暮らす者達。革命の一つが楽市楽座であり、信長はその政策を受け継いだ。一介の僧から身を起こし、才知を尽くし、機を窺い、遂に美濃を支配する道三。天下を狙った道三だが、遂には人生の後半が訪れる。彼の革命の思想は二人の弟子に受け継がれる。織田信長と明智光秀。この作品は旧弊と戦う革命児達の話しなのかも知れない。どの時代も旧弊があり、先を見通すものが時代を征していく。その激しい攻防に息を飲む作品。

2020/02/16

ちび\\\\٩( 'ω' )و ////

権謀術数の限りを尽くし、美濃国乗っ取りに周到に着手する庄九郎。気運(しお)が来るまで気長く待ちつつ準備する者が智者。気運が来るや、それを掴みひと息に駆け上がる者が英雄。ーーーそれが彼の信念であった。やがて土岐氏のNo.3、そしてNo.2へ、、。腐敗した美濃国、堕落した土岐政権には英雄の出現を待望する気運が満ち満ちていた。待ちに待った大気運が渦を巻き、竜が水を得る如く美濃の蝮は飛昇する。そして遂に彼の下克上は完成する。その生涯を費やし、乞食の身から美濃の大名となった〈蝮〉斎藤道三の生涯。ー完結ー

2018/10/31

やっちゃん

信長は道三に影響をうけていたのか生き様がそっくりではないか。世間では毒と思われる異端児が時代を変えるのは分かるけど、自分は毒物が苦手な保守的でつまらない人間だなとつくづく思い知らされる。才があるからこその生き方だ。

2023/02/14

金吾

◎悪い奴でありながら憎めない男、道三の魅力が満載されています。広い戦略的視点に基づく目的が明確なので、姿勢がぶれないからなのかなあと思いました。この本で道三、信秀、信長、光秀等のイメージが作られたので、私にとっては関ヶ原と並び大きな影響を受けた本であると思います。

2021/10/01

感想・レビューをもっと見る