KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

作家
司馬遼太郎
出版社
新潮社
発売日
1972-06-01
ISBN
9784101152080
amazonで購入する

「燃えよ剣(上) (新潮文庫)」の関連記事

岡田准一が土方歳三、山田涼介が沖田総司役に!『燃えよ剣』映画化に期待の声続出

(C)2020「燃えよ剣」製作委員会

 司馬遼太郎の名作小説『燃えよ剣』が、岡田准一主演で映画化されることが明らかに。鈴木亮平をはじめとした豪華な共演者も発表され、「こんな名作で主演を任される岡田君すごい!」「このメンバーでの新選組楽しみだなぁ」と注目を集めている。

 同作は、幕末に活躍した新選組の副長・土方歳三を描いた物語。百姓の家に生まれた土方が、生来の喧嘩好きと天性の才能を生かして新選組を最強の組織として導くさまを描いた作品だ。近藤勇と共に新選組をまとめ上げる土方は、“鬼の副長”と呼ばれ隊士からも恐れられるように。討幕派の勢力を制圧するために剣をふるう一方で、のちに妻となる女性・お雪と運命的な出会いを果たすなど激動の人生を送っている。

 監督を務めるのは、映画「関ヶ原」「日本のいちばん長い日」などの原田眞人。原田は土方を演じる岡田について、「映画史上最高の土方歳三、時代劇史上最高の立ち役が生まれると、私は信じている」とかなりの期待を寄せているようだ。一方岡田は、「土方歳三の人生を覚悟と畏敬を持って楽しんで演じたいです」と意気込みをコメント。岡田…

2019/2/17

全文を読む

関連記事をもっと見る

燃えよ剣(上) (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ヴェネツィア

ゲスト参加の読書会の課題図書。新撰組、とりわけ土方歳三を主人公とした物語。武州のバラガキ集団が、幕府の大名格になるまでを描く。近藤や土方、沖田等、個々の人間を描く一方で、大局的な歴史の動きをも見据えていくあたりは司馬遼太郎らしいところか。こうして見ていると、尊皇攘夷といったプロパガンダも、佐幕に傾くのか勤皇に傾くのかは紙一重だったようだ。「時代の沸騰」の中にあってこそ、個々人がまさに個々人として生きていた。新撰組を歴史の視座に置きつつ、物語としての妙味を持たせ得たのは司馬遼太郎の作家的手腕というべきか。

2014/07/30

Die-Go

司馬遼太郎本の中で最も好きな本。繰り返し読む用に文庫版を。新選組副長の土方歳三が鬼の剣を振るう上巻はまだ序章でしかない。おゆきとのであいが全てを狂わせるのではなく、整えていくのだろう。★★★★★

遥かなる想い

土方歳三を描いた作品。憎まれ役が多かった土方歳三を主人公にもってきたところに本作品の面白さがある。実質新選組を動かしていたのは、土方歳三であり、剣にとりつかれた最後の生き様は読み込まれる感じがしていた。

2010/07/31

酔拳

 土方の多摩時代の、エピソードが書かれています。土方の若いころの女性関係までも書かれていておもしろい。その後、京へ行くことになり、新選組結成という流れの中で、芹沢さん粛清や、池田屋事件など、政治事象にからめて、それぞれの人物像が描かれていて、興味深かった。司馬さんが、土方が、学才のある人が苦手と分析しているところが、なるほどと思わされた。土方は女に恋をしないことで有名だが、この本では、お雪という女性に恋をし、お雪との逢瀬が描かれています。下巻で、お雪とどうなるか気になります。

2019/04/01

ソルティ

47年前文庫初版で、人気作だし映画化で⋯。私には「そんなにか?」と理解し難い。土方歳三の不器用さ、近藤勇のお調子者っぽさ、沖田総司の人懐っこいけどクールなところ、人物は魅力的だし、心情的には結構分かる。しかし時代のせいなのか些細な事で人殺しすぎ。これだけやっても罪にならないのね、新撰組だから?現代だったら大量殺戮で死刑になるよね?「(略)われわれはもともと、攘夷の魁になる、という誓いをもって結盟したはずではないか。そのはずの新撰組が攘夷決死の士を求めては斬ってまわっている。おかしいと思わないか、沖田君。」

2020/05/13

感想・レビューをもっと見る