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真田太平記(十二)雲の峰 (新潮文庫)

真田太平記(十二)雲の峰 (新潮文庫)

真田太平記(十二)雲の峰 (新潮文庫)

作家
池波正太郎
出版社
新潮社
発売日
1988-03-01
ISBN
9784101156453
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真田太平記(十二)雲の峰 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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優希

最終巻です。大坂の陣が終わり、真田家の歴史もひとつの終わりを告げ、信之による新たな真田が始まる物語でもありました。徳川側についたとはいえ、真田という一族への想いは、昌幸・幸村と同じだったと思います。2人が亡くなった今、その遺志を継ぐのは信之しかいないでしょう。秀忠による真田潰しの目論みも切り抜け、真田の名を守った信之。武田、織田、豊臣の激動の時代を経て、徳川の時代へと流れる中で、違う立場で駆け抜けた幸村と信之がいたからこそ、真田は歴史を生き抜くことができたのだと思いました。

2016/11/09

シン

2014年5月3日により途中他の作品を読みながらも断念することなく2年少々全12巻読了いたしました。長かったー!でも読み飽きさせることなく間があいてもすぐ本線復帰できるのは作者池波正太郎が変に脚色することなく、緻密な整合性を持たせ、具体的な描写でつらぬく姿勢を常に持ち続けていたからだと思います。前巻で幸村も亡くなり、この物語はどうなるのかと思いましたが、徳川方で本筋から外れぎみにいた長男信之を主人公に描き、見事最後を締めくくりました。まだまだ未読の池波作品読があるのでこれからも読んでいきたいと思います。

2016/05/12

伊田林 浮刄@RinGoddess

★★★★★「お江」「あい」「読み終えたぞ」「すりゃ、まことで」「まことじゃ」「恐れ入りまいた。してご感想は」「さればよ人の生き死には斯く有るべし。そんなことを教わったような気がしたわ」「いかさま」「これ以上は語り尽くせぬ故これくらいで勘弁せよと読メの者共に伝えてくれ」「心得まいた」「お江…最後のお前の大仕事まことにGJであった」あふれる泪を拭おうともせずお江は両手をついた…夏からの暑気もようやく消え果て居間に面した奥庭にも秋の夕暮れがひたひたと寄せてきた。さして数寄も凝らさぬ庭の何処かより秋茜が飛び去った

2016/10/09

財布にジャック

昨年10月に初めて1巻を手に取った時から、真田家の行く末は史実なので知っていましたが、最終巻のこの巻も、幸村亡き後でも、真田の家を守りぬいた信之の素晴らしさが滲み出ていて、最後の最後まで素晴らしかったです。この巻のクライマックスは何と言っても佐助の最期を見取った農夫が遺品を届けにくるシーンです。そこでは真田家の為に命を賭けた沢山の武将や草の者達の顔が次々に浮かびあがり、今までの11巻までの内容を思い出して胸が詰まりました。いつか真田太平記がNHK大河ドラマになりますように、しっかり署名もしました。

2011/06/25

ともくん

全ては、この十二巻の為に描かれてきた物語。 信之は、父や弟、妻などに次々と先立たれ孤独になっていってしまう。 真田家のため、天下泰平のために生きた信之。 本当にこれで良かったのか。 『おもしろいほどに、人の一生は呆気ないものじゃ』 これこそが、本当の信之の本心であっただろう。

2020/05/06

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