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剣客商売 二 辻斬り (新潮文庫)

剣客商売 二 辻斬り (新潮文庫)

剣客商売 二 辻斬り (新潮文庫)

作家
池波正太郎
出版社
新潮社
発売日
2002-09-20
ISBN
9784101157320
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剣客商売 二 辻斬り (新潮文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

剣客商売の2巻目でこれも7つの話が収められています。池波さんは佐伯さん(居眠り磐音シリーズでは主人公の敵)とは異なり田沼意次をそんなに嫌っていない感じです。主人公やその妻となる40年下のむすめ、あるいは息子など登場人物が出揃ってきます。前巻の話の続きの「妖怪・小雨坊」がたのしめました。

2017/07/26

yoshida

剣客商売第二作。七篇で構成。秋山小兵衛と大治郎父子の粋な活躍。冴える剣と染み渡る人情。三冬や弥七、おはる達が脇を固める。読了するのが勿体ないほど面白い。「鬼熊酒屋」での熊五郎の胸中。「老虎」では行方が知れなくなった息子の探索。真相と敵を討たせる小兵衛の図らいが余韻がある。小兵衛と大治郎の剣客父子に絶対的な強さがあるので、安心して読める。そんな小兵衛に浅手でも傷を負わせた「妖怪·小雨坊」で少しヒヤリとする。この緩急にも池波正太郎さんの妙があると思う。食事の場面でも良い。当時の鰻の食べ方も興味深い。実に名作。

2021/01/09

優希

物語は本格的に動き始めたような気がしました。小兵衛と大治郎が世の中の非道に立ち向かっていきます。過去の因縁も絡み始め、面白さも増してきました。これから活躍の予感がする人たちも出てくるのが気になります。小兵衛の巻き込まれた事件の決着のつけ方が粋。小兵衛の茶目っ気と魅力をたっぷり味わうことができました。次も読みます。

2016/02/18

ゴンゾウ@新潮部

剣客商売第2作。老年に差し掛かりながらもなお若々しく生きる小兵衛の活躍に励まされる。堅物だった大治郎が小兵衛と共にするうちに人間力を学び成長していく。三冬も徐々に女性らしくなっていく。小兵衛と過ごすうちに周りの人物が生き生きとしてくる。池波さんの姿が小兵衛の中に見え隠れする。

2016/06/19

bookkeeper

★★★☆☆ 初読。老剣豪秋山小兵衛さんの活躍を描くシリーズ第2巻。息子、美女の剣士以外にも小兵衛さんが使う弥七、馴染みの料理屋、囲碁仲間の医者など周囲の登場人物達が賑やかになってきた。 手足となって動いてくれる人は皆有能だし、小兵衛さん自身も恐ろしく腕が立つ(顔に貼った紙を、皮膚は切らずに紙だけ切れる…!)。おまけに時の老中田沼意次が後ろ盾に。こうなるともはや無敵で、どんな相手でも敵になりません。旨そうなものをはふはふと食べながら、事件を解決していくのであった。個人的には三冬さんの出番をもっとプリーズ…。

2020/06/16

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