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富豪刑事 (新潮文庫)

富豪刑事 (新潮文庫)

富豪刑事 (新潮文庫)

作家
筒井康隆
出版社
新潮社
発売日
1984-01-12
ISBN
9784101171166
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富豪刑事 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ehirano1

筒井御大のやりたい放題という作品でした(笑)。でもなんかクセになりそうです。

2017/03/18

テディ

大金持ちの親バカの息子神戸大助。彼こそがキャデラックを乗り廻し最高のハバナの葉巻を燻らせて事件解決を図る富豪刑事である。金を散財し犯人を誘き寄せたり犯人と思しき男に再犯を生じさせる為に犯人と同業の鋳物工業を実際に作りトリックを再現させる。また犯人から要求された身代金を立て替えたり暴力団組員集団を自分の父親の経営するホテルに宿泊させて一箇所に囲い込む。湯水の如く自分のお金を使って父の秘書鈴江と事件を解決させていく破天荒な物語を充分楽しめた。このドタバタコメディー集を筒井先生の推理小説と呼べるのであろうか?

2018/03/12

じいじ@只今、リハビリ中

 筒井康隆の喜劇ミステリーは最高です。綿密に計算されたハチャメチャ劇が何とも言えない面白さだ。主人公は、ハバナから取り寄せた1本8000円の葉巻をくゆらせ、颯爽とキャデラックを乗り回すちょっとキザで小粋な刑事。金にモノを言わせて、密室殺人事件、誘拐事件…を次々に解決していきます。痛快、奇想天外、ちょっぴり風刺も効いて、ほんのりお色気もあって…疲れた頭脳をすっきり、しゃっきりさせるには恰好の本です。私も、彼のような使い切れないほどの財産を持った父親、否パトロンが欲しいものだ…。

2017/02/08

優希

面白かったです。斬新な発想が見られました。キャデラックを乗り回し、最高のハバナの葉巻をくゆらせる「富豪刑事」が迷宮入りの事件を解決して行きます。4つの事件を織り込んでいますが、どれとして同じような事件はなく、トリックもそれぞれ異なっていました。ただ、解決するのにお金の力を巧みに遣うのが反則に思えます。そこが新しいミステリーと言えるところでしょう。肩が凝らず、サクッと読めますが、ぶっ飛んでいるのが筒井サンらしいところです。

2015/10/24

ばりぼー

およそ30年ぶりの再読。単に、湯水の如く金を使いまくる富豪刑事という特異なキャラ頼みの小説ではなく、そのシチュエーションを最大限に活かした実験的な試みも随所に見られ、初読のときの興奮が蘇りました。特に冒頭の「富豪刑事の囮」には脱帽です。改行もなしに視点や場面が目まぐるしく転換し、次々と対象が入れ替わっていく叙述方法で、混乱することなく作者の意図を伝えてしまうのが凄すぎ…。ミステリーとしてはトリックの難易度がやや低いのと、時々「作者」が登場して解説を始めるあたりで評価が割れそうですが、私は大満足です。

2015/04/14

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