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私の美の世界 (新潮文庫)

私の美の世界 (新潮文庫)

私の美の世界 (新潮文庫)

作家
森茉莉
出版社
新潮社
発売日
1984-12-24
ISBN
9784101174044
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私の美の世界 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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優希

美に対する想いが鋭敏なのが伺えます。幸福の訪れを待ちわびながら、本能的に衣・食・住のささやかな生活からふっと消えてゆく美をつかむのが素晴らしいと思わされました。森さんの中には、独自の「美の世界」があるのでしょう。

2017/12/13

mizuki

お気に入りさんたちが絶賛する森茉莉さんを初めて読ませていただきました。好き嫌いがはっきりしていて子どもみたいな女性ですが、心のための贅沢を知っているところが大人の女性でもあり、なんとも魅力的な方ですね♡ 自分の内側を満たすための自分のための本当の贅沢とは、私にとってどんなことなのかな⁇と考えつつ...この方が書く小説も楽しみです。

2016/11/16

「ル・オルラと武満徹」を再読。茉莉さんと武満さん、大好きなお二人に接点があったことは、個人的にすごく嬉しい。しかし茉莉さん、もやもや音楽て(笑)「あら音楽はわかるけど、武満さんの音楽がわからないのよ」ご本人を前に、この堂々たる主張!朝から笑ったわ。

2015/09/08

双海(ふたみ)

著者、ほんとうに料理好きらしい。得意料理に独逸サラダ等を挙げており、その注釈に「明治時代に独逸の雑誌に出ていたもので、カイゼル・ウィルヘルム二世が自分で造えて兵隊にたべさせた野戦料理だという伝説つきのものである」等と書かれている。こだわりが強い。解説で北杜夫が「哲学的なおいしさという観念から、そこらの店から買ってくる」と指摘しているのは納得。

2015/11/13

タカギ

エッセイなので、著者の考えなどがストレートに出ているわけで、面白いと思う部分もあるけど、なんか苦手かなー、と思いながら読んだ。特に欧州礼賛(主にフランス)が合わないのと、お嬢さま育ちなのがやっぱり。性格も容貌も生来のもの以外には意味がないとか、インスタントラーメンで食事の支度の時間を短くしたところで、そのわずかな余暇で生活は豊かにならないとか。こっちはただ楽したいんだよ!という…。しかし晩年には考えも変わったのではないかな…。食べものの話、室生犀星や与謝野晶子の話は良かった。

2022/07/10

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