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新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上) (新潮文庫)

新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上) (新潮文庫)

新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上) (新潮文庫)

作家
田辺聖子
出版社
新潮社
発売日
1993-11-30
ISBN
9784101175225
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新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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優希

光源氏亡き後の物語になります。息子の薫と匂宮が主人公となり、大君、中の君、浮舟と絡みながら恋愛譚がつづられるのでしょうね。運命の恋人たちの愛は二転三転しつつ、奏でられていきます。次で最終巻。果たして恋愛の行方はどこに行き着くのでしょう。

2019/01/16

kagetrasama-aoi(葵・橘)

「霧ふかき宇治の恋」上巻。『匂宮』の巻から『宿木』の巻まで。光源氏の息子薫(実際は柏木の衛門督の子)が主人公。自分の生まれを知り懊悩したり、それでいて恋をしたり。千年経っても人間て変わらないなぁ…と。大君の気持ちもわかりすぎる程です。当時後楯を失った女性が結婚に悩むのはもっともです。それにしても男も女も考え過ぎなのでは!まあ、それが源氏物語なんでしょうけど。

2021/10/17

aika

舞台は京と宇治。女三の宮の不義の子でありながら源氏の子として生を受けた薫が、世間から忘れられ宇治にひっそりと佇む姫君姉妹と出会ったことで、匂宮をも巻き込まれて恋愛模様が広がり深まっていく宇治十帖のはじまりです。自分の幸せよりも妹である中の君の幸せを一心に願い、互いに想いあっているのに薫に対して素直になれない大君は誇り高く、病の床でふたりが心を通わせた場面は葵の上と源氏を彷彿とさせます。源氏とは血が繋がらず、慎重な性格でありながらもどこか似ている薫には、因縁の深さというものがしみじみと感じられました。

2020/05/02

ちゃいろ子

本編のように夢中になれるかなぁと不安を抱きながら読みだしたが、杞憂だった。 最初のページから心を掴まれ夢中で読んでしまった。 私は、昔から薫のように悩み深い主人公が大好きな質なので、、、 後編へ

2023/09/10

優希

光源氏死後の物語になります。物静かな貴公子である薫が主人こぷ。運命の恋人たちの愛の歯車が軋みながら回っているように思えました。二転三転しつつ奏でられていく宇治十帖の風景が見せるもとは。下巻も読みます。

2024/01/09

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