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海馬 脳は疲れない (新潮文庫)

海馬 脳は疲れない (新潮文庫)

海馬 脳は疲れない (新潮文庫)

作家
池谷裕二
糸井重里
出版社
新潮社
発売日
2005-06-26
ISBN
9784101183145
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海馬 脳は疲れない (新潮文庫) / 感想・レビュー

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やすらぎ🍀

人は考え疲れたとか言うけれど、脳は死ぬまで休みません。常に元気一杯です。寝ているときも休みません!寝不足は海馬が記憶の整理整頓をする大切な時間を奪っています。海馬は常に高度に働いています。記憶の製造工場です。私たちがすることはただ寝るだけです💤。それで記憶は定着します。脳を活性化するには記憶の積極的な取込みと睡眠のバランスが大切。やる気がないときはまずやり始めてみること。やる前はやる気がなくて当たり前!作業しているうちに脳が興奮してきます。掃除も散歩も読書もそうです。やり続ければ楽しくなってきますよ📖

2018/12/31

小梅

30過ぎても脳は成長する。とりあえず、やり始めなきゃヤル気は出ない。私も昔から「言ったもん勝ち」だと思っていて、しんどい時でも小さな楽しみを見つけて「楽しい」って言ってると本当に楽しくなるんだよね。大変興味深く読みました。

2015/06/18

Nobu A

池谷裕二著書3冊目。05年初版。対極とも言える二人、緻密なデータ重視の脳科学研究者と感性を大事にするコピーライターの化学反応が乙。読了前は「海馬」が大脳辺緑系の一部で記憶に関わる器官と言う最低限のことしか知らなかった。未だ解明されていないことの方が多いが、大人になって物忘れが多いと感じる理由や海馬と扁桃体の関係性等、素人にも分かり易く卑近な譬えを用いたり噛み砕いてくれたりして話が進展したお蔭で楽しく読了。他方、もう少し専門的な内容があっても良かったかなと。世の中、階層的でそれぞれの繋がりの重要性を感じる。

2022/09/07

コウメ

頭がいいとか悪いとかというのは、お勉強ができるとか、難しいことをよく知っているということとは違う。「こまやかな気配り」「いざという時の適切な対応」「おもしろい遊びの発見」「的確な状況判断」など自然にできる人がいると、周囲の人たちは「あの人は頭がいい」と言います。いろんな場面で表現される「人の思い」は、頭による働き!!/ひとりの人でも、バカである時もあれば頭がいい時もある。つまり冴えているのは一時的なものでしかない。頭のはたらいている状態は、変えることができる!!

2019/05/14

みゃーこ

脳の可塑性、刺激から広がる可能性のダイナミズム。糸井さんの返事がまた奇想天外でどこからボールが飛んでくるかわからないようなリアクションだ。脳をテーマにめくるめく展開にトークが発展していくことこそ脳の持つ構造、海馬の適応能力をそのものを説明しているような説得力ある対談となって結実しちゃってる。知れば知るほど奥が深いのかシンプルなのか奇妙奇天烈な脳という生き物。この一冊を読むことは新たな旅。自分の脳に新たな神経細胞が生み出されたんだろう。

2015/06/15

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