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知ろうとすること。 (新潮文庫)

知ろうとすること。 (新潮文庫)

知ろうとすること。 (新潮文庫)

作家
早野 龍五
糸井重里
出版社
新潮社
発売日
2014-09-27
ISBN
9784101183183
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あらすじ

福島第一原発の事故後、情報が錯綜する中で、ただ事実を分析し、発信し続けた物理学者・早野龍五。以来、学校給食の陰膳(かげぜん)調査や子どもたちの内部被ばく測定装置開発など、誠実な計測と分析を重ね、国内外に発表。その姿勢を尊敬し、自らの指針とした糸井重里が、放射線の影響や「科学的に考える力の大切さ」を早野と語る。未来に求められる「こころのありよう」とは。

知ろうとすること。 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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seacalf

敬遠しがちであやふやなままにしている放射能問題について、真摯な姿勢で取り組まれてきた早野龍五さんと、平易な言葉でわかりやすく提示してくれる糸井重里の対談。早野さんにしびれる。ものすごい人だ。今まできちんと知らなくて恥ずかしい。糸井重里の着眼点は、相変わらず素敵。昔から好きだ。物事の「ありよう」について、どのような姿勢で知ろうとするのかを改めて考えさせてくれる。薄い本だけれど、気付きの収穫が多い1冊。読みやすいし、とてもおすすめ!寄り道話ながら、水素の話もロマンですね。

2016/05/29

Hideto-S@仮想本屋【おとなの絵本屋 月舟書房】

文系人間にも【科学的なリテラシー】が必要な局面はあると思います。福島第一原発の事故直後から的確な情報をツイッターで発信し続けた早野龍五氏と糸井重里氏の対談集。難しいテーマを易しく説く早野氏、頭の中で絵を描いて知ろう・理解しようとする糸井氏の姿勢に共感。「書店で上から二冊目の雑誌を取る」行動が風評被害や差別につながるという説には考えさせられました。被災地の汚染状況を把握するため、早野氏が給食のセシウム検査を提案したところ、文科省が「もしセシウムが出たらどうする?」と拒否したという話には呆れました。好著です♪

2015/08/19

Aby

研究者・専門家には,分野外の人の分からないところが分からない.マスコミは「何もありません」をニュースにしない.そして「人は信じたいことしか信じない」.共通するのは,コミュニケーションを放棄していることだ.早野氏は,ベビースキャンをコミュニケーションツールとして使えると当初から確信していたところが,素晴らしい.こういう所で,科学を優先しないセンスがいい.手本としたいです.

2014/11/22

ケイ

私はツイートをしないので、当時のツイートの状況はよくわからない。ただ、感情的に発せられる意見や、それが拡散する昂ぶりにもついていけない方だから、早野さんの語ること、そしてそれを指示する糸井さんの気持ちはよく理解できた。しかし、それは私が集団に入っていけない心理(運動会や文化祭に向けてみんなが一生懸命になっていてもついていけない、すごくしらけてしまう)を持つからで冷静だからとはちょっと違うのだ。早野さんの語ること読んで安心できる部分は多かったが、 うがった視線で見ればこの本も何かの誘導に見えるのかと思う。

2015/08/14

mocha

震災から3年後に刊行されたもの。感覚的なことを〈伝わる〉言葉にする達人・糸井氏。理系のことを平易に語ってくれる早野氏。ふたりの賢人が目を開かせてくれる思いがした。頭も心も柔らかい若い人達にぜひ読んでほしい。いや、硬くなってしまった世代にこそ必要かもしれない。放射能についての記述をすっかり理解したとは言えないけれど「正しく知ろうとする」ことの大事さは再認識した。福島の高校生たちの頑張りが表紙の笑顔につながる。もっと早く読めばよかった。

2017/03/19

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