イタリアの猫 (新潮文庫 い 38-15)

ヴェネツィア

表紙は「ゴッド・ファーザー」でお馴染みの街、コルレオーネを縄張りとして縦横無尽に徘徊するドメニコ。ふてぶてしくも逞しい面構えだ。中表紙は一転してアグリジェントの遺跡に佇む可憐な三毛猫。いやあ、シチリアには実に猫が良く似合う。はたまた、ラツィオ州コッレルンゴの母猫は愛らしさの極み。そして、ナポレオンの流刑地エルバ島もまた猫の島だ。こうして見ると、もうイタリア中が猫だらけ。岩合氏の猫写真はやっぱりうまいなあ。風景の中にさりげなく猫を写し込むのがほんとうに巧みだ。さすがにプロだと思う。

2017/04/14

p.ntsk

【猫本を読もう 読書会】イタリアの風光明媚な場所や世界遺産で見る猫は絵になります。パスタを食べる猫はならではの光景。でもどこにいてもやっぱり猫は猫。我が物顔で通りを闊歩したり気持ちよさそうに寝てる姿は万国共通です。表紙を飾ってるコルレオーネのドメニコは風格が漂ってます。[共読反映の為登録]

2019/02/25

ともとも

猫の愛らしさが際立っていて風景、写真がとても綺麗でした。 まるでイタリアに訪れているかのような感覚に陥りながらも やっぱり猫っていいなぁ～としみじみ思わされてしまいました。

2016/01/30

馨

以前ＴＶで放送していた分の文庫版だと思います。イタリアの美しい街並みに、にゃんこが自然のなじんで、にゃんこあってこその風景のように思えます。コルレオーネのドメーニコがゴッドファーザーのポスターと一緒に写ってるのがゴッドファーザーのファンの私にはたまりません！

2015/12/27

冴子

これを見ていたら「猫飼ってるんでしょ？　猫を飼ってる人は誰よりも自分ちの猫が可愛いから、猫の写真集とか見ないのかと思ってた」と言われました。いえいえ、猫好きはどこの誰の猫でも可愛いと思うものです。ちょうど先日NHKBSで『世界ネコ歩きミニ版』でドメニコを見たところでした。行く先々で違う名前で呼ばれ、いろんな食事をもらってる13歳のオス。 イタリアに行ったら各地でいろんな猫に会えるかと思ったら、全然見かけなくてがっかりしたけど、やっぱり岩合さんみたいに、ちょっとした路地、店を覗いてみないといけないのかな

2016/01/31