読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

作家
津村記久子
出版社
新潮社
発売日
2018-11-28
ISBN
9784101201429
amazonで購入する

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。芥川賞作家、津村 記久子、初読です。マニアックな仕事小説連作短編集でした。ライトなお仕事小説ではなく、純文学らしく摩訶不思議な雰囲気・世界観です。オススメは、『路地を訪ねるしごと』です。著者の他の作品も読んでみたいと思います。

2019/01/21

みかん🍊

面白かった、ストレスから16年働いた仕事を辞め職安の相談員から小説家の監視、バスのアナウンスを作る、おかきの袋の豆知識を考える、路地のポスターを貼りかえる、大きな森の小屋で簡単な事務作業、有りそうで有り得ない変わった仕事を紹介される主人公、とはいえ適当に流そうとしても仕事は出来るのでのめり込んでしまい契約期間終了後も継続を打診されるも結局は断ってしまう、熱いお仕事小説ではなく津村さんらしく淡々としてクスッとさせられる、しかしもし自分が犯罪もしていないのに一日中誰かに監視されてたらと思うとぞっとする。

2018/12/20

佐島楓@勉強中

津村さんの作品には珍しく、リアリズムよりエンタメ寄り(に、見える)の作品。奇妙な仕事をこなしていくなかでも、自分のなかの違和感が離職を決意させる、といったような描写があって、そこがリアルだった。ボタンの掛け違い、のような。

2018/12/14

Kazuko Ohta

本作の雰囲気をざっくりと説明するならば、主人公が発達障害ではない『コンビニ人間』で、段落と読点のある『わたくし率 イン 歯ー、または世界』。前職でメンタルをやられた主人公が短期的に経験する5つの仕事。「職場の人間はシチュエーションに応じて悪人になるから、常に悪い人というのもいない」という一文になるほどそうかも。癒えるまでの繋ぎに過ぎない仕事かと思いきや、なんだかんだでいろいろ考えて取り組むようになっている主人公。こんな仕事、現実にはそうそうないけれど、自分に照らし合わせて勇気づけられる。そんな気がします。

2019/01/14

エドワード

主人公の名前がないので、NHKドラマに因んで仮に恵里菜としておく(笑)。恵里菜は正社員として十四年間働き、燃え尽き症候群?で退職、今は職安の紹介で仕事に就く日々だ。彼女は実に優秀である。それは、自分で考え、判断できるからだ。技術革新で、近いうちに無くなる職業が取り沙汰される昨今。通訳もいらなくなるらしい。でも、最後まで残るのは、人間にしか出来ない<とっさの的確な判断>だ。彼女は大丈夫。ここに出て来るバス会社やあられ会社が実にのどかでいい感じだ。最後に彼女の元の職場が福祉の現場とわかる場面が微笑ましい。

2018/12/09

感想・レビューをもっと見る