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最後の読書 (新潮文庫)

最後の読書 (新潮文庫)

最後の読書 (新潮文庫)

作家
津野海太郎
出版社
新潮社
発売日
2021-08-30
ISBN
9784101202822
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ジャンル

最後の読書 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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小太郎

これは帯の甚句に惹かれました「あと何冊読める?読書人生最終章の厄介とたのしみ」名前だけは知っていたのですが本を読むのは初めての津野さん。私より随分年上なんだけど読書にまつわる色々なことが大変身につまされました。まず老眼、それに記憶の衰えによる色んなこと、そして蔵書の整理。この本読んで私もこれから一体どうなるんだろうと考え込んでしまいます(笑)歯切れのいい文章で自らの読書体験や広い交友関係のエピソード満載の良質なエッセイでした。 特に私の敬愛する瀬田貞一さんや須賀敦子さんの話がとても良かった。

2021/10/01

hippos

老眼、記憶の衰え、蔵書、古典。最期の迎えつつある人間がどのように本と向き合うのか?読書を止められるはずもな人々と作者自身をめぐるエッセイ。普段接することのない作家や作品、古典など無縁と思っていたけれど手に取ってみようかなと思わせてくれる。大家ぶらず、ぼくら目線の文章もまた良し。

2021/10/10

coldsurgeon

前期高齢者となった私だが、自らを耄碌と、よぼよぼと見定めることの難しさを知る。読書は、人生のすべてが、決して単純でないことを教えてくれる。人とひととの関係においても、国と国との関係においても。それなのに、もうじき私は読めなくなる。目の弱りにより、落ち目の読書人になる。記憶力の衰えを笑う。読んだことを忘れる速度が恐ろしいテンポで進んでいく。還暦を過ぎて、感動できない大人になっているのではないか。生きることになれてしまっているのではないか、と。読みたい書籍は多く、読むことに残された時間は、足りるのか。

2021/09/08

オールド・ボリシェビク

要するに「老いと読書」をめぐるエッセーなのだ。初めのうちは「辛気臭いことばかり書いているなあ」と思っていたのだが、とんでもない。もうすぐ、自らの身の上にも、起こり得ることなのだよな。読む気力の喪失や蔵書処分などなど、待ち受けている困難は多い。「読めるうちに読んでおこう」。そんな気持ちを新たに強くした。

2021/09/13

Go Extreme

読みながら消えてゆく わたしはもうじき読めなくなる 子ども百科のテーマパークで 目のよわり 記憶力のおとろえを笑う 本を読む天皇夫妻と私 蔵書との別れ 手紙と映画館が消えたのちに それは「歴史上の人物」ですか? 古典が読めない! 現代語訳を軽く見るなかれ 80歳寸前の読書に気 いつしか傘寿の読書日記 少年読書回想 でも硬い本はもう読めないよ 貧乏映画からさす光 柵をこえる

2021/10/08

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