KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

信長嫌い (新潮文庫 あ 86-2)

信長嫌い (新潮文庫 あ 86-2)

信長嫌い (新潮文庫 あ 86-2)

作家
天野純希
出版社
新潮社
発売日
2019-09-28
ISBN
9784101203324
amazonで購入する Kindle版を購入する

信長嫌い (新潮文庫 あ 86-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

岡本

Kindle。信長に翻弄された人生を歩んだ周囲の人達をえがいた短編集。信長の影響によって思い通りには人生を歩めないものの、ラストシーンではどこか気持ちよく最期を過ごす終わり方になっているのが特徴的。

2023/09/14

けやき

織田信長に翻弄された人々の短編集。今川義元、真柄直隆、六角承禎、三好義継、佐久間信栄、百地丹波、織田秀信の7人。佐久間信栄の話を1番興味深く読んだ。

2020/05/24

活字の旅遊人

今川義元、真柄直隆、六角承禎、三好義継、佐久間信栄、百地丹波、そして織田秀信。真柄直隆、百地丹波についての引き出しは持ち合わせていなかった。短編ながらいわゆる脇役にスポットを当てた小説。各人の生き方それぞれ印象に残る。特に織田秀信(三法師さま)については、昔からどういう立場、心持ちで生きていったのか、気になっていたので満足。そして秀信の処遇を秀吉がどう考えていたのかも。秀信と有楽斎を比較して進める小説とかあったら読みたいなあ。百地丹波については、伊賀忍者ということで創作系いろいろあるのかな。探してみたい。

2021/08/27

如水

戦国時代の革命児で有り、権力者となった織田信長に貶められた武将6人と最終話は嫡孫の話の短篇7集。この本の特徴は信長主観で描かれて無い所。知恵比べで負けた、旧体質に依存した、信長の性質を見抜けなかった等、信長に翻弄された人達側にスポットを当て、『信長とは如何なる脅威だったのか?』が良く描かれてる所がスゴイ。同時にヒタヒタと迫り来る信長の影…を楽しめる演出👍こんな切り口の歴史小説もアリですね。最後の秀信(三法師)の話は、織田家の栄光をもう一度…と考えてしまう所に哀愁を感じます😢あれだけ強大だったのにねぇ…

2019/11/14

イトノコ

今川義元、真柄直隆、六角承禎、三好義継、佐久間信栄、百地丹波、織田信秀…偉大すぎる信長に人生を狂わされた男達の物語。/コンセプト的には同じ天野さんの「雲雀の夢」に近く、英傑を前にした凡人達のドラマ。そりゃ誰もが知る英傑はすごいさ、でも脇役には脇役なりの夢や意地があるんだヨォ…と言ったところ。どの話もまず人選が渋好みにたまらないが、特に良かったのは三好義継。松永久秀主人公の話でもほぼ空気の義継、滅びの美学に憧れ続けた彼が最後に見出したものとは?妻の寧子との関係がいい感じ。次点で百地丹波。お梅がいい味。

2020/06/14

感想・レビューをもっと見る