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咲見庵三姉妹の失恋 (新潮文庫)

咲見庵三姉妹の失恋 (新潮文庫)

咲見庵三姉妹の失恋 (新潮文庫)

作家
成田名璃子
出版社
新潮社
発売日
2018-05-29
ISBN
9784101214511
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ジャンル

咲見庵三姉妹の失恋 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★★★19053 書き出しスゲェよ〜『家に性別があるとすれば、この家はまさに女だ』もう、堪らない〜!で、今までの作品とは若干雰囲気が違うぞ!より文学的っていうか、直木賞?芥川賞?◯△□賞?狙えそうなググッと読ませる作品でした。舞台も埼玉だし、相田先生っていう人物も登場するし、もう当方を意識して書いてくれたと錯覚する様な感激の設定だったし。。(思い上がりの勘違い野郎とは当方の事か?)読み終わってしまうのが勿体ないと思えました。成田さん、見てますか〜?この作品メチャ良かったよ〜!是非とも続編お願いでーす!

2019/06/12

えりこんぐ🐤

和カフェ『咲見庵』の三姉妹たちの失恋話。後半に行くに連れてどんどん良くなる。長女の不倫はちょっとありきたりだけど、次女のお相手、二次元並のイケメンの事情は意外で面白かったし、三女の若葉ちゃんがいい! 内向的なだけじゃなくて、強いところも歪んだところもある子。ポインセチアの章はキュンキュンした。若葉と薫のその後が読みたい。成田さん、恋愛小説も上手いなぁ。【積読66】

2020/08/12

真理そら

川越に住んでみたいと思わせる作品。でもこんなに美男美女がいっぱいいるわけじゃないよね。紫陽花、朝顔、金木犀、ポインセチアの花言葉に沿った三姉妹のそれぞれの失恋の話。長女と次女は相手が悪かったとしか言えない。三女は恋もささやかだから失恋もささやかな心の揺らぎ程度だし、それ以上に得たものが多いかもしれない。続きが読みたい気がする作品。

2020/02/15

佐島楓

三姉妹は、それぞれなにかに強く縛られている。家だったり、思想だったり、ひとだったり。それを少しずつ、また力強く断ち切っていく成長物語として読んだ。繊細な心理描写が美しく、胸がまだ痛い。

2018/05/30

よっち

父を亡くし、川越の和カフェを営む高咲三姉妹の家に居候することになった高校生・薫。不本意ながら三姉妹と暮らすことになった傷心な薫の変化と、姉妹たちの切ない恋愛模様、そして成長の物語。咲見庵を営む長女・花緒、ボーイッシュで夢見がちな次女・六花、そして二人とは母親の違う十六歳の三女・若葉。三姉妹それぞれの複雑で繊細な恋模様とその失恋は切なかったですが、それは彼女たちの停滞した状況からの前進でもあって、三姉妹とかけがえのない日々を過ごした薫もまた成長して新たな一歩を踏み出してゆく、とても優しくて温かい物語でした。

2018/06/18

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