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前へ!: 東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録 (新潮文庫)

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作家
麻生幾
出版社
新潮社
発売日
2014-02-28
ISBN
9784101219349
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前へ!: 東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

大震災のドキュメンタリー。綿密な面接調査に基づいて構成されているようだ。想像してみれば分かることなのかも知れないが、例えば原発への放水作業は、比喩ではなく、まさに命がけだった。現場の人たちも、後方で指揮する人たちもまた。本書を読んで痛切に感じたことは、震災の支援活動、復興支援、そしてなによりも原発の水素爆発に向かう自衛隊の涙ぐましいまでの努力と力だ。東電は全く責任を感じてさえいないようだし、官邸はこれまた全くの無能ぶりを晒すばかり。「前へ!」それは死地に向かう覚悟で発せられた号令にほかならなかった。

2016/02/29

yoshida

東日本大震災から5年。私は今も福島県で生きています。この作品を読んで震災の数日間、原発事故による「この世の終わり」を予感した毎日を思い出した。そして「この世の終わり」を回避する為、実に多くの名もなき人々の壮絶な戦いがあった事を改めて思いしる。あえて印象に残った事を3点記す。1つは日本を動かす官僚機構の優秀さ。次に官・民共に人命を救う為に前に進む気概。最後に杜撰な東京電力、菅首相及び海江田万里経産大臣の混乱。東京電力の恐るべき無責任さ。現地の内情を知らない海江田大臣の姿は先の大戦の大本営を思い出した。

2016/03/27

おしゃべりメガネ

読んでいて‘震え’が止まりませんでした。もちろん、感動してという意味でが大半ですが、「役人」の上から目線の勝手すぎる指示に怒りを覚え、電力会社のずさんな対応には、ひたすら残念なキモチにさせられてしまいました。そんな過酷な状況下においても、決して臆することなく『前へ!』と進み続けた自衛隊、警察、国交省、DMATほかのまさしく「無名戦士」達の壮絶すぎる復旧録でした。個人的には国交省チームが瓦礫をどかしながら、道路開通作業の際、とある理由で進めなくなり一時中断した場面が鮮烈でした。平和な日常に改めて感謝です。

2014/09/18

いつでも母さん

読友さんのレビューに誘われて・・嗚呼、悔しいのだが私はこの本への感想を文字にする語彙を持ち合わせていない。ただ、あの日を忘れるはずは無い日本人でいたい。この本を読んでそう強く、強く思った。

2016/04/10

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

【辛口毒舌御容赦】ノンフィクションとしてはどうなのか?と思う。主観的過ぎるきらいがある。本書刊行時期「大震災からわずか5ヶ月」のため致し方無いのかもしれないが「ルポの体を装ってはいるが」と感じてしまう。せっかくの丹念な取材が勿体ない。だが、そうなって仕舞うのも、人の情なのだろう。当時、日本中が打ちのめされ、自分の無力に憤っていた。東東北を何とか救いたかった。本書に出てくる戦士達には、ただただ頭が下がる。度々嗚咽させられ、幾度となく同じ箇所を辿った。有事の時こそ、その人本来の人間性は顕著になるのであろう→

2016/03/10

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