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月の影 影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)

月の影 影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)

月の影 影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)

作家
小野不由美
山田章博
出版社
新潮社
発売日
2012-06-27
ISBN
9784101240534
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月の影 影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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パトラッシュ

(承前)裏切りと苦難に打ちのめされた陽子だが、絶望の淵で楽俊と出会い他者への信頼を取り戻す。彼を見捨ててしまった自責を経て雁国へ渡り再会して、ようやく自分が招かれた事情を知り十二国で生きようと決意する。並々ならぬ試練を経た少女の成長と自立を描き、慶国女王たる己の運命を引き受けた覚悟に麒麟も忠誠を誓い、長きにわたる国の乱れも収拾されていく。ファンタジー風設定ながら乱世を舞台に人を信じ、使命を果たし、平和をもたらすため絶対にあきらめず戦う姿こそ全編を通しての主題であり、正統派の教養小説として成立しているのだ。

2023/05/14

ミュポトワ@猫mode

十二国記のエピソード1の下巻です。途中で悲しくなってページをめくれなかったから時間がかかった… 結局杞憂だったのですけど、つらかったw 読んでいて高山しのぶさんのハイガクラって漫画と世界観が似てるよね~って思いました。ハイガクラも大好きな漫画なのでいい感じに浸れました♪ でも、残念なのはこの解説! まだ次の巻読んでないのに次の巻の話するんじゃないよ!読んじゃったじゃないか!解説なのにネタバレもいい加減にしろよ!本当にこの解説には腹が立って、怒りが収まりません!早く消してもらえないかな、この解説!!

2018/06/24

南北

下巻から陽子にとって状況が好転し、景王になる方向に向かって展開していきます。十二国記の王の選び方は天命を受けて麒麟が王を選び、天帝が王を不死にするものの、王が無慈悲な政治をすると麒麟が病み、やがて麒麟も王も死んでしまうというものです。ファンタジーらしい設定ですが、正義や慈悲にあふれた政治と無慈悲な政治の間でどうバランスをとるかは王自身に任されているというのが面白いと思いました。

2019/06/28

白いワンコ

苦難続きの(上)の後も流浪する陽子。ひたすら辛い展開だが、他の読者さんたちも書かれているように、救いの手が差しのべられてから(正確には、差しのべられてから一幕おいて)は王と麒麟の、ひいてはこの世界の感動譚へと変化します。世界観に愛しさを覚え、次作へ

2019/11/15

あきぽん

ヒロインが孤独な戦いの先に見つけたものは…?「強さ」というのは生まれつきではなくて、自分が血を流したり返り血を浴びたりしながら身に着けていくものだな、と改めて思いました。もちろん、リアルでは比喩的な意味です(;^_^A

2019/09/18

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