事故調査 (新潮文庫 や 8-14)
事故調査 (新潮文庫 や 8-14) / 感想・レビュー
James Hayashi
技術の進歩で安全装置や制御装置が発達したが、事故は起きているのである。安全神話や完璧なるものなど存在しない。人間の驕りでありヒューマンエラーである。鉄道や飛行機はもちろん、病院は密室であり、事故原因、真実はなかなか見えない。93年に書かれた地震噴火予知に関し、その筋は20年後には予知できると言っているが未だ人知を超えたものである。地震予知の莫大な予算とかも考えものだ。
2020/11/11
レコバ
航空機にかぎらず様々な事故事例、調査、未然に防ぐ為の対策を論じたもの。15年前の著作だがその分析に古さは感じない。ただ著者は最終安全弁としての人間に望みを持っているが、ステルス機やらティルトローター機の延長線上にはその道は無いように感じた。
2014/06/18
ろびん
事故の究明=責任者を探せになりがちなのは確かにそうだなあ……。
2016/10/05
そうまさと
20年くらい前の本だが、今でも通用する。
2015/03/20
Kuramata Yasuhiko
「誰に責任があったのか」に終始し、そのような事故を起こしてしまった背景を突き止め、改善するところまでいかない。一度でも犠牲や失敗があれば、もう止めてしまおうとなってしまう。今もそのまんまの日本です。
2012/08/28
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