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猫だましい (新潮文庫)

猫だましい (新潮文庫)

猫だましい (新潮文庫)

作家
河合隼雄
出版社
新潮社
発売日
2002-11-28
ISBN
9784101252261
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あらすじ

こころの専門家・河合隼雄先生は、実は大のネコ好きです。今までに読んだ古今東西のたくさんの猫物語の中から、特にお気に入りのにゃんこ達を選んで、お話しいただきました。長靴をはいた猫、空飛び猫、鍋島の化け猫、100万回生きたねこ……ネコのことが分ると、ヒトの心も分る、かもしれませんよ。(大島弓子さんの感想マンガは電子書籍版には収録しておりません。)

猫だましい (新潮文庫) / 感想・レビュー

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mocha

序盤のたましいと猫についての心理学的考察は少々読みづらかったけど、猫文学についての話は面白く読めた。大好きな賢治童話、空飛び猫、100万回生きた猫、ギャリコのトマシーナ、そして綿の国星!どれも読み返したくなる。講談本『鍋島猫騒動』は八雲の怪談とはまったく違っていて八犬伝みたいに賑々しく面白そうだ。心理学的に見た猫の文学上の役割・・結局、猫もたましいも不可解で魅力的ってことなのかな?

2018/02/23

ちゃかちん【積読:48】

2/22読書。オットは朗らかなのか神経質なのか謎の人である。ただ明らかなのは猫に対しては絶対に全てを許容している。フローリングが爪の跡だらけでもクロスが剥げ剥げでも笑っている。拾い猫を10年飼育して大体100万円は使っているそう。その事を伝えても「それ以上のものを貰っているからなんとも思わへん」と宣う。私は自由が好きで、でもたまに生き難くて、それやこれやを肯定してくれるのが猫なのでそばにいて欲しいと思ってしまう。下僕でも平気。うっとりしてまったりして、君となら時空も駆け抜けられそうな気分になるの。。

HoneyBEE

こころの先生が、猫を語る。猫の出てくる話を語る。猫と暮らす人間を語る。猫とたましいを語る。絵本、100万回生きたねこ、絵がなくても解説だけで泣けてくる。ポーの黒猫に夏目漱石の猫、谷崎潤一郎の猫に宮沢賢治の猫。昔話の猫に化け猫。出るは出るはの猫話。巻末の参考文献、ありがたいです。

2015/03/04

Mishima

河合先生の本だから、と勝手に深いものを想定していたら...関連した書籍を紹介しながら「猫」(猫と人間)を語るという軽めのものでした。「私は猫は好きではないが、猫には好かれる」と書かれてましたが、猫とはそういうものかもしれません。ベタベタ寄ってこられるのが苦手なのかも。書籍紹介は講談から宮沢賢治、漫画、絵本、海外物まで幅広い。アーシュラ・ル=グウイン「空飛び猫」、コレット「雌猫」はぜひとも読まなくては!ポール・ギャリコ「トマシーナ」も忘れてはいけない。そうそう、私の読書の原体験である宮沢賢治も再読したい。

2015/06/22

ビブリッサ

洋の東西を問わず人は猫を傍らに置いて生活してきた。家畜ほど家計を潤す訳もなく、犬ほど従順な訳でもなく、さりとて鼠のように疎ましいとは言えない。気紛れで愛らしく人の側にいながら自由で在り続ける猫。文芸の世界に登場する猫たちは、友達、恋人、悪霊や神を投影される存在だ。紹介される作品は、どれも人間の想像力と表現力は素晴らしい、と改めて思わせてくれた。、、、反対かもしれない、、、キラリと光る不思議な色の瞳と可憐な鳴き声、驕りと媚びを併せ持ったモフモフの生き物が人の間近に在ることこそが素晴らしいことなのかも。

2016/05/28

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