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あなたの知らないガリバー旅行記 (新潮文庫 あ 7-10)

あなたの知らないガリバー旅行記 (新潮文庫 あ 7-10)

あなたの知らないガリバー旅行記 (新潮文庫 あ 7-10)

作家
阿刀田高
出版社
新潮社
発売日
1988-04-01
ISBN
9784101255101
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あなたの知らないガリバー旅行記 (新潮文庫 あ 7-10) / 感想・レビュー

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ゴンゾウ@新潮部

子供の頃に読んだガリバー旅行記。決して児童文学ではなく当時のイギリス社会の矛盾を風刺した作品。原作者の鋭い視点を一流の風刺家である阿刀田高さんが解説してくれるのだからつまらないわけがない。阿刀田さんのエピソードも交えて書かれており大きく横道に逸れたりするのだがこの横道の話がよかったりする。温厚なお顔に隠された毒舌がキラリと光っています。このシリーズにハマりそうな予感です。

2015/08/30

たか

阿刀田氏の世界文学を紹介する『知っていますか』シリーズ。 氏の豊富なウンチクにブラックユーモアを交えながら『ガリバー旅行記』を面白おかしく語ってくれる。 スウィフトの『ガリバー旅行記』の 『小人の国』や『巨人の国』は有名ですが『空飛ぶ島』(宮崎駿のラピュタ)や『馬の国』の話しは良く知らなかった。 児童書だと思っていたけど、本当は相当な社会風刺が込められた大人向けの本だったらしい。C評価

2019/03/17

saga

【再読】知っていますかシリーズの系列。ガリバーと言えば小人国しか思い浮かばない。しかし、空飛ぶ島ラピュータはジブリ作品に取り入れられていて親近感がわく。馬の国と醜悪なヒトの成れの果てヤフーの話は興味深い。そして、それにインスパイアされた『家畜人ヤプー』も読みたくなった。解説は著者の同級生。知っていますかシリーズを著す著者の才能を適切に指摘していて、さすがだと感じた。

2020/02/09

KAZOO

子供向けではないほんとうのガリバー旅行記の道案内をしてくれます。私も実は本物のガリバー旅行記は読んだことがありません。4回の旅行記をすべてわかりやすく、作者の生涯とともに説明してくれます。「家畜人ヤプー」が出てきたり、武田泰淳の「ひかりごけ」も出てきたりで楽しめました。本格的に読んでみようという気になりました。

2014/08/26

loanmeadime

少し前にガリヴァー旅行記本編を読んだとき、この本を持っていたのを思い出し、再読しました。軽妙な解説で楽しい本でした。スウィフトの人となりにも触れて、本編を書いた動機も理解できます。また、「家畜人ヤプー」についても粗筋と解説があり、こっちを読んでおけば、あえて、ヘドをこらえての読書には及ばないか、と思いました。

2021/07/14

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