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楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァス (新潮文庫)

作家
原田マハ
出版社
新潮社
発売日
2014-06-27
ISBN
9784101259611
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あらすじ

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。

楽園のカンヴァス (新潮文庫) / 感想・レビュー

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抹茶モナカ

アンリ・ルソーの晩年の作品『夢』と全く同じ構図の作品が出て来た。それが本物か、贋作かの鑑定を軸に進む美術ミステリー。先が気になって、どんどん読み進めてしまった。気分転換したい時に、がつがつ読むのに最適です。でも、ふわっと文章が頭から逸れちゃうシーンもあったかな。

2014/08/09

たかしくん

非常に素敵な作品です。冒頭数ページ目の印象的なフレーズ「画家を知るには、その作品を見ること。何十時間も何百時間もかけて、その作品と向き合うこと」「コレクター以上にもっと名画に向き合い続ける人、それが美術館の監視員。」が、終盤に場面を変えて現れるとき、背中がゾクッとしました。羨ましい位セレブ育ちの織絵と叩き上げのティムの二人のキュレイターの対決による緊張感、そして、ルソーを取り巻く20世紀初頭のパリの香り。物語が終わるにつれ、それが余計に惜しまれる気分にさせてくれる、文字通り「楽園」のような時間でした。

2014/07/17

徒花

技巧がさえわたる一冊。ルソーというあまりメジャーじゃない画家の絵をモチーフにしているのだけれど、そこにピカソという超メジャーの画家や実在の美術館、実在の人物をモチーフにしたキャラクターなどを織り交ぜることで、どこからフィクションなのかを分かりにくくしている。作中作を織り交ぜるのも、それに一役買っているかも。ただ、現在時点のみに視点を置くと、なにか起きたわけではないのに終盤でいきなり主人公の心境が変化したように感じられるのは残念ではあった。

2017/01/29

yoshida

美術に疎い私でも引き込まれる作品。何度も表紙のルソーの「夢」を見ながら読んだ。幻のバイラー・コレクションの真贋を見極めに、MoMAのティム・ブラウンと、同じくルソー研究者である早川織絵、2人は1冊の本を読み進める。幻の作品はルソーの「夢をみた」。勝者には「夢をみた」の権利が譲渡される。ヤドヴィガ夫婦、パブロ・ピカソ、そしてルソー本人。沢山のステークホルダーがティムと織絵を取巻く。混乱し焦る2人。真贋を告げる2人。作品は真に受継ぐべき者が受継ぐ。本の作者を知り感動する。読み応え充分の力作。

2015/11/01

AKIKO-WILL

【新潮文庫100】最近、ハマっている原田マハさんの小説。絵画のコトは疎い私でもピカソやルソーの名前は知っていましたが、どんな絵を描いていてどんな時代背景があったのかわからなかったけど、ページを捲る旅にボンボヤージュ出来るステキなお話でした。絵画を巡るステキな7日間…織江とティムがこの後どうなったのか?続編出して欲しい。コレを読んで絵画を知りたいなと思いました。原田さんってやっぱり凄い。次はどんな作品読もうかワクワクしちゃいます。

2015/11/05

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