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絶唱 (新潮文庫)

絶唱 (新潮文庫)

絶唱 (新潮文庫)

作家
湊かなえ
出版社
新潮社
発売日
2019-06-26
ISBN
9784101267739
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絶唱 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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カメ吉

これはイヤミスじゃない作品。阪神大震災で傷を負った女性たちの4話の短編作。どの作品にも『尚美』という現地在住(トンガが舞台)の女性が登場して尚美と出会う阪神大震災で被災した女性と関わり支えて癒していく様はミステリーとは思えない内容でした。『太陽』の母子は一話目の『楽園』でも登場しててダメな母親だったけど『太陽』では実は精一杯に生きる迷える母親だった。 阪神大震災とトンガでどの話も繋がり深い内容。特に最後の『絶唱』は著者本人がモデル?って話でより深い読後感でいつもの湊作品とは別物と感じました。

2019/07/13

阪神大震災を経験した主人公たちの、それぞれ繋がりのある短編集。杏子と花蓮の話が1番好きです。最後の表題作『絶唱』は悲しかったです。阪神大震災からもう20年。被災者でないとわからない苦しみが沢山ありすぎて胸が痛くなりました。

2020/02/01

kanegon69@凍結中

4つの話すべて阪神淡路大震災とトンガ王国が関係してきます。最初の3章を読み終えた時点で、さすがにうまく裏側の視点を交えながら話を展開しているなと、小説としての巧さをとても感じる作品でした。ところが最後の「絶唱」の章。正直参りました。私なんかが読んでいいのだろうか、果たして読む資格があるのだろうか、そう思いながら、心の中をえぐり取られるような気持ちで読んでいました。おそらくこれはほぼ実話なんだろうと想像します。湊さんの思いが強く込められていたような気がしており、少なくとも私にはその思いがしっかり届きました。

2019/07/15

mariya926

湊かなえさんの本はほとんど読んでいますがこの本は読んでいませんでした。阪神・淡路大震災で喪失を体験した人たちが、トンガに行き再生する物語です。人間って自分の立場というのがよく現れると感じさせられました。最初に出てきたマリエと杏子では花恋に対する見方が違いすぎます。もちろん杏子のしていることは虐待なのですが、それでもシングルマザーで子育てをしている苦しみも理解はできます。この再生物語で一番大きな役割をしているのが尚美さんとセミシ。最後はちょっと悲しかったですが、この小説は私小説なのかな?2019年新潮文庫

2019/09/23

nayu

幸いにして私は今までの人生で被災した経験はない。   身近な人が被災したという話も聞かない。     なので本当の意味で被災者の気持ちを理解できてるとはとてもじゃないが言えない。     「震災さえなければ……」という切実な思いに胸が痛む。

2019/07/16

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