上海の西、デリーの東 (新潮文庫 も 19-1)
上海の西、デリーの東 (新潮文庫 も 19-1) / 感想・レビュー
たか
著者の若さとエネルギー、それにアジアの国々のパワーと魅力が伝わってくる。 沢木耕太郎の『深夜特急』に似ているところもあるが、バブル以降にアジアをバックパックしている作品だけに、より知的で洗練された雰囲気がある。その分、若干ナルシスト的なところが鼻につくが。B評価
2018/02/05
桜もち
社会主義国、発展途上国、地雷がまだまだ埋まっている国など、世界は自分の常識を軽々と越えていくことを、著者の視点からだけど読み取ることができた。自分の見ている世界が全てじゃない、とは日常生活でも忘れてはいけないと思う。それを理屈ではなく現実として身を以て知るのがバックパック旅行なんですね。でもこの旅行記も著者に切り取られた、いち情報だと考えると、自分で経験し自分の目で見たいという思いが強くなる。いまの世界情勢を見ると、その勇気はないけれど(*_*)
2014/11/03
たーくん
再読。同年代の著者のアジア放浪の旅。日本にいただけではわからないことが多過ぎる。日本の常識がすべてではないのだ。
2014/02/11
ジュースの素
もう3回目くらいの読了。自分の本だが、読むたびに感想が違ってくる。本の3分の1を占める中国に今回注目。94年の旅なのであの国のカオスは激烈だ。まるで喜劇を見てるような不条理ぶり。列車の切符を買う時のイライラ感、ゴミに関する人民の処し方、やっぱり唖然。今はだいぶん良くはなったが あのカオスの名残は依然として残っている。つい最近 中国を旅して来たのでネ。
2017/06/12
ばろっさ
タイトル通り上海〜インドの紀行文。 最初は入り込め無かったが、ハノイあたりからこなれてきて、以後は一気読み。 悪戯っぽい文章があるかと思えば真摯過ぎる文章もあり、緩急ある読書感だった。
2020/03/21
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