天使のみつけかた (新潮文庫 お 47-1)
天使のみつけかた (新潮文庫 お 47-1) / 感想・レビュー
やすらぎ 🍀安寧祈願🍀
ひらりと光ったね。何かがいるみたい。散歩道でふと閃いたら何処かにきっといるから。楽しくて明るい場所よりも、静かで哀しい場所に集まってくるのかな。周りに誰もいないなら、鳥の歌を聴きながら大きな幹を抱いてみたらいいよ。背中をさすってくれるから。人って暖かくなると冷たいもの、寒くなると温かいものを求めるんだ。その時々で感じ方が変わるんだ。やりたくないときもあるさ。どんなときでも自分の気持ちを保ってね。ねえ、振り返ってごらん。もしかしたらあなたの本棚にも、ちょこんと座っているかも。会いたいと思う気持ちが大切だよ。
2023/04/15
しんごろ
そっか。そうなのか。俺が見えなくても手を天使が至る所にいるのか。さらに、手をさしのべれば、天使が手に触れてくれるのか。全く知らなかったよ。と、ホントに天使がいるのだと、いい歳したおっさんでも信じてしまう素敵な作品。この作品は、天使が巡り合わせてくれたのかもしれないね。しかし、いろいろな天使がいるんだな。天使のおかげで、気持ちが穏やかになったよ。
2022/01/30
❁かな❁
お気に入りのおーなり由子さんの作品を読むのは3作目。この作品は昔読んだことがあったのですが再読してみました!おーなりさんらしい優しくやわらかい絵と文で癒されます(´▽`*)日常のあちこちに天使がいて、いろんな場面で天使のおかげなんだと教えてくれます*告白天使、別れの天使、ぬくぬく天使など。確かに何か不思議な力が働いたのかなと感じることありますよね!そういう時は天使のおかげなんでしょうね♪「天使のきもちに感染した話」も良かったです!エピローグ「人間になりたかった天使の話」も切なくキラキラしていてとても素敵♡
2015/09/06
新地学@児童書病発動中
読友さんがこの本のことを熱く語っておられたので、読んでみた。天使は実在すると思う。誠実な霊能者だったルドルフ・シュタイナーは天使に関する講演を残しており、その中で天使の存在が当たり前のこととして語られている。おーなりさんの本の中で語られているのは、シュタイナーのように難しいことではない。それでも同じスピリットを感じるのが面白かった。目に見えない霊的な存在は人間にいつも寄り添っている。それに気付くにはこの本に書かれているように、心をふわっと柔らかくすること。
2015/01/16
匠
この本を読むと、本当は誰もが天使なのかもしれないと思えてきたりする。見えない翼は今日も羽ばたきたくて、ずっと待っているのかもしれない、と。そのふわふわで軽やかな羽のような心を持ちたいものだと、読み終えてしみじみ感じた。薄くてさっと読めるので、寛ぎのひと時にどうぞ。
2013/10/07
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