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花宵道中 (新潮文庫)

花宵道中 (新潮文庫)

花宵道中 (新潮文庫)

作家
宮木あや子
出版社
新潮社
発売日
2009-08-28
ISBN
9784101285719
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花宵道中 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

命尽きた女が捨てられるおはぐろどぶ。親に売られた娘の行き着く地獄、吉原。親の代から吉原で生まれ育った、吉原以外の世界を知らない朝霧やその仲間たちそれぞれの短編がどれも珠玉です!悲しい時代の哀しい女たちの、命を懸けた純情ストーリー!生きることは困難で、生き抜くことはもっと険しい。余りに命の軽い女郎にも、想いもあれば夢もある。そのささやかすぎる夢さえも叶えられず命を落とす女たちの矜持に、切なき涙がこぼれるのを抑えられない!女性の柔らかさ、温もり、可愛さ、潤い、そして純情が滲み、少し優しくなれる傑作です‼️🙇

2019/06/17

れみ

吉原の遊女やその周りの人々が主人公の短編連作。どの人も悲しさややるせなさを抱えていて、ひとつひとつ物語を読み進めるうち、空気がどんどん濃密になっていくように感じて、アップアップしてくるんだけどそれが嫌じゃなくて、本当に面白かった。

2014/11/24

文庫フリーク@灯れ松明の火(イェライシャ、ドールに追われる男)

『女による女のためのR‐18文学賞』大賞・読者賞受賞作←この煽り文句に引いて、買い控えた自分を殴りたい。読まなかったら致命的な大損でした。初章の『花宵道中』で感じた濃密さは『青色牡丹』〜『十六夜時雨』〜と読み進むにつれ、さらに深みと濃さを増してゆく。美酒を水割りからロックで、そしてストレートで味わうような。口に含んだ酒の芳醇な香りと、灼けるような刺激が、のどから胃に降りて行く感覚。登場人物が各章で共鳴して生まれる人物としての厚み・情念と諦念。読み手には深い酩酊感。→続く

2010/11/17

takaC

根拠もなしになんとなく朝霧が主人公の長編かと思って読み始めたら連作短編集だった。巧妙な絡み合い具合に嵌った。面白かった。

2014/10/13

hiro

宮木作品は『校閲ガール』に続いて2冊目。映画を観る前に是非読んておこうと、この6編の連作短編集を読んだ。R-18文学賞大賞作ということで、身構えて読んだ。1編目の表題作「花宵道中」は、明らかに男性作家とは違う、女性作家が書いた官能小説だと思いながら読んだ。しかし、2編目、3編目と主人公が変わり、つながっている遊女達の話により、物語に奥行きができ、「夢を見るのが許されてるのは男だけだ。女は夢を見させてあげるだけ」という、吉原に生きる遊女の世界を見事に描いている。デビュー作だとは思えない見事な時代小説だった。

2015/06/02

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