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花宵道中 (新潮文庫)

花宵道中 (新潮文庫)

花宵道中 (新潮文庫)

作家
宮木あや子
出版社
新潮社
発売日
2009-08-28
ISBN
9784101285719
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あらすじ

どんな男に抱かれても、心が疼いたことはない。誰かに惚れる弱さなど、とっくに捨てた筈だった。あの日、あんたに逢うまでは――初めて愛した男の前で客に抱かれる朝霧、思い人を胸に初見世の夜を過ごす茜、弟へ禁忌の恋心を秘める霧里、美貌を持てあまし姉女郎に欲情する緑……儚く残酷な宿命の中で、自分の道に花咲かせ散っていった遊女たち。江戸末期の新吉原を舞台に綴られる、官能純愛絵巻。R-18文学賞受賞作。映画化!

花宵道中 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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れみ

吉原の遊女やその周りの人々が主人公の短編連作。どの人も悲しさややるせなさを抱えていて、ひとつひとつ物語を読み進めるうち、空気がどんどん濃密になっていくように感じて、アップアップしてくるんだけどそれが嫌じゃなくて、本当に面白かった。

2014/11/24

takaC

根拠もなしになんとなく朝霧が主人公の長編かと思って読み始めたら連作短編集だった。巧妙な絡み合い具合に嵌った。面白かった。

2014/10/13

hiro

宮木作品は『校閲ガール』に続いて2冊目。映画を観る前に是非読んておこうと、この6編の連作短編集を読んだ。R-18文学賞大賞作ということで、身構えて読んだ。1編目の表題作「花宵道中」は、明らかに男性作家とは違う、女性作家が書いた官能小説だと思いながら読んだ。しかし、2編目、3編目と主人公が変わり、つながっている遊女達の話により、物語に奥行きができ、「夢を見るのが許されてるのは男だけだ。女は夢を見させてあげるだけ」という、吉原に生きる遊女の世界を見事に描いている。デビュー作だとは思えない見事な時代小説だった。

2015/06/02

文庫フリーク@灯れ松明の火(微速前進中)

『女による女のためのR‐18文学賞』大賞・読者賞受賞作←この煽り文句に引いて、買い控えた自分を殴りたい。読まなかったら致命的な大損でした。初章の『花宵道中』で感じた濃密さは『青色牡丹』〜『十六夜時雨』〜と読み進むにつれ、さらに深みと濃さを増してゆく。美酒を水割りからロックで、そしてストレートで味わうような。口に含んだ酒の芳醇な香りと、灼けるような刺激が、のどから胃に降りて行く感覚。登場人物が各章で共鳴して生まれる人物としての厚み・情念と諦念。読み手には深い酩酊感。→続く

2010/11/17

ナイスネイチャ

連作短編集。時代は江戸中期かな、吉原の遊女の悲しくて、切ない恋心を描いた作品でした。恋してはいけない、叶わぬ恋、吉原から出れない人生。本当に切ない・・。いやらしいというより妖艶で情熱的な作品でした。面白かったです。

2015/08/19

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