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日本人は思想したか (新潮文庫 よ 20-1)

日本人は思想したか (新潮文庫 よ 20-1)

日本人は思想したか (新潮文庫 よ 20-1)

作家
吉本隆明
出版社
新潮社
発売日
1998-12-01
ISBN
9784101289212
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日本人は思想したか (新潮文庫 よ 20-1) / 感想・レビュー

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まさ

このお三方、おもしろすぎます、というと大変失礼か。1つの言葉の裏にそれぞれの大きな世界が溢れています。「思想」をそれぞれの考え方で形作っているのだけど、日本という地域の歴史を多いに学ぶことができます。

2018/07/29

入江

濃いぃ~一冊でした。何より、梅原先生の存在感がすごい。歌物語とはなんだったのか。どうして西洋と東洋の宗教から個人主義的な差が生まれるか。それは、小麦と稲作の栽培方法が違うから!? どうしてインドに仏教は根付かなかった? などなど、もうこれは凄い一冊です。吉本隆明さんは原発問題も話していて、原発よりも有効で安全だという謳い文句で登場する技術が開発されたとすれば、それは必ず自然を破壊するものだという指摘も印象的でした。

2017/02/13

すずき

むっちゃ時間かかってしまった。あとがきで中沢新一が次があるといいな〜みたいな匂わせ発言をしているが続編はないのが悲しい。それにしても梅原中沢両氏がよく喋る。全体的に吉本の発言量は少ないが、的確にポイントをさらっていく感じ。タイトルの議論が顕在して継続する訳では無い。一応結論としては日本の思想というのは芸術表現や宗教思想に具体として表出していて体系的ではないというのが序盤に出ているが、うーん個々の議論はまあまあわかるが全体としてわかるようになるのは何年先か…要約しがたい。和歌論は私的に大変勉強になった。

2020/02/28

ダージリン

顔ぶれが豪華な何とも贅沢な対談集。内容も刺激的。日本は思想自体を体系的に構築するのではなく、茶や能などの中で、思想を具体性と結びつける形で展開してきたという吉本氏の指摘はなるほどと思った。古事記を歌物語と見るという梅原氏の見方も面白い。縄文とかアイヌとか原日本的な匂いがするものは興味深く、もう少し学んでみたい気がする。

2018/05/13

山中タカ

「魂鎮め」の問題について触れた箇所が示唆に富んでいた。

2017/11/04

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