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出署せず (新潮文庫)

出署せず (新潮文庫)

出署せず (新潮文庫)

作家
安東能明
出版社
新潮社
発売日
2014-06-27
ISBN
9784101301532
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出署せず (新潮文庫) / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

ガッツリした警察小説が読みたくなり書店お薦めのこちらを購入。大正解!期待通りの面白さ!捜査員でない警務課の課長代理がその意に反して綾瀬署に持ち込まれる困難な事件を解決する物語。そのストレスはかなりの物でこれってどこか影の季節の二渡調査官に似てるような。さらにはこの主人公元は警視庁の花形セクション総務企画課に籍を置いていたが、ある事件の引責左遷で飛ばされた人物。これは隠蔽捜査の竜崎伸也みたい。つまりこの二つの良い所を合わせたような展開でサラリとしかし読み応えある新感覚の警察管理部門短編集。

2015/05/09

ゴンゾウ

「撃てない警官」の続編。所轄の警務課にとばされた柴崎がキャリアの女性警察署長 坂井真紀に振り回される。所内で起こる警察官の不祥事にキャリア署長と現場の警察官の間に挟まれて苦労する。小説の内容自体は面白いが柴崎に隠蔽捜査シリーズの竜崎のD県警シリーズの二渡のような正義が感じられない。主人公が際立つともっとよくなるんだけど。

2016/10/12

Yunemo

まず、面白かったと一言。それにしても前作以上に、警務畑の柴崎氏が、これほどまでに刑事畑に首を突っ込むなんて。重ねて、新署長と現場経験に乏しいコンビになってしまうなんて。でも、元を辿れば署内の不祥事から拡大していく事柄、これを丹念に追うことから始まっている。警察内部事情と人間模様が、いつの間にか事件解決への道となっていく、この辺りが深化していくミステリとして、派手さもなく逆に地味ながら、読み手である自身の気持を巻き込んでいくのでしょう。それにしても宮仕えは大変だ。しみじみ思って読了、というのが本音でしょう。

2014/07/16

タックン

(広域指定)が面白かったから遡って読んでみた本。時期は女性キャリア坂元真紀が新署長として赴任した直後・・署内の不祥事を厳しく扱う新署長とそれに反発する現場警官たち、その間にたって孤軍奮闘する警務の柴崎その姿を描いてる。5編の短編よりなるが中心は女性店員失踪事件の再捜査を描く表題の(出署せず)。刑事たちとの軋轢の中で刑事でもないのに捜査させられ些細なところから真相が。その真相は結局ミステリーの王道だったけど面白かった。題名は(主署せず)でなくて(主署できず)だったじゃん(笑)今野敏の(隠密捜査)似てるな。

2016/11/21

Satomi

シリーズ第2弾!!!!署内の不祥事をバッサリ処分する新米署長は年下の女性。署長とベテラン刑事たちの調整に苦労するのが主人公の柴崎。前作よりもずっと面白い。刑事とはいえ、ただの人。いつもいつも正義感に満ち満ちているわけではない底意地の悪さが、嫌味なく描かれている人間ドラマ。今野敏の「隠蔽捜査」、横山秀夫の「影の季節」を思わせる。柴崎は竜崎、二渡ほどの強烈なキャラではないけれど、薄味もまた良し!!次作も読みます!!

2016/12/06

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