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流転の海 第1部 (新潮文庫)

流転の海 第1部 (新潮文庫)

流転の海 第1部 (新潮文庫)

作家
宮本輝
出版社
新潮社
発売日
1990-04-27
ISBN
9784101307503
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流転の海 第1部 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

むかしはかなり宮本輝さんの小説にはまり込んだものでした。ただしこの流転の海は単行本のときから読んでおらず、この新潮文庫で読み始めることにしました。全9巻になるとのことですが最初のときには5巻で終了する予定になっていたそうです。30年以上も書き継がれているある意味自伝的小説ということで、かなりこの父親像が面白く具体的に書かれています。親子の物語ということですが、当面は父親が中心なのでしょう。いままで宮本さんの小説というと最近は比較的軽めというかあっさりした感じでしたが、「川三部作」の頃に戻った感じがいます。

2017/03/10

新地学@児童書病発動中

傑作。400ページを超える長編だが一気に読める。戦争ですべてを失った松坂熊吾が大阪の闇市からもう一度自分事業を叩き上げていく。わがままで好色で、それでいて律義で情にもろい熊吾の人物造形が素晴らしく、読者は熊吾に引っ張られる形で物語の中に引き込まれていく。熊吾は人間としては欠点が多い人物なのだが、五十で授かった子供の伸仁に愛情をたっぷり注ぐといった優しさも持ち合わせている。熊吾が伸仁を可愛がる場面は本書の白眉の一つで、読んでいて胸が熱くなった。(コメント欄へ続きます。)

2015/03/12

遥かなる想い

宮本輝が父を描くということから読み始めた。1部は良い。ただし、その後が長い。もう少し早く出して欲しかった。

2010/04/28

chikara

ついにこのシリーズの再読を始めました! 何年ぶりかな。熊吾の理不尽さ、洞察力の深さ、大きさと小ささが全て魅力的である。 暫くは宮本ワールドの教訓の詰まった読書を楽しむとしましょうか♪

2015/01/18

buchipanda3

戦後間もない大阪から始まる松坂熊吾という豪胆な男の生きる姿を描いた物語。モデルは著者の父親とのこと。全9巻にも及ぶ大河小説の最初の巻は、熊吾の人となりや人生観といったものが色濃く出ており、無茶苦茶だと思わせる激情的な一面を見せれば、獣的に鋭く人間を見透かす炯眼に感服させられたりと、豪快な人物像に目を見張らせられる。最後の翻意もある意味らしいのだが、この活力と人間臭さが読んでいて飽きないし、物語の先を気にさせる。50才にして初めて授かったという子供を胸に、彼がこの先どんな人生ドラマを見せてくれるか楽しみだ。

2019/08/25

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