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流転の海 第4部 天の夜曲 (新潮文庫)

流転の海 第4部 天の夜曲 (新潮文庫)

流転の海 第4部 天の夜曲 (新潮文庫)

作家
宮本輝
出版社
新潮社
発売日
2005-03-27
ISBN
9784101307534
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あらすじ

昭和31年、熊吾は大阪の中華料理店を食中毒事件の濡れ衣で畳むことになり、事業の再起を期して妻房江、息子伸仁を引き連れ富山へ移り住む。が、煮え切らない共同経営者の態度に、妻子を残して再び大阪へ戻った。踊り子西条あけみと再会した夜、彼に生気が蘇る。そして新しい仕事も順調にみえたが……。苦闘する一家のドラマを高度経済成長期に入った日本を背景に描く、ライフワーク第四部。

流転の海 第4部 天の夜曲 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

この作品も第4部に入りました。様々なところでの生活が描かれるわけですね。今度は富山での生活です。子供との生活が結構描かれています。昭和30年代ということで私もこの時代は覚えています。最後に作者と児玉清さんの対談が収められています。最後まで児玉さんは読むことができなかったのですね。

2017/06/02

chikara

「自分の自尊心よりも大切なものを持って生きにゃあいけん」「約束は守らにゃあいけん」「丁寧な言葉を正しく喋れにゃあいけん」「弱いものをいじめちゃあいけん」「なにがどうなろうと、たいしたことはあらせん」素晴らしい言葉達が勇気を与えてくれました!簡単な言葉に真理は宿るのか。 雪の宿で「天の夜曲」を聴いてみたい。

2015/02/06

かみぶくろ

もはや松坂熊吾とその家族は自分の親戚みたいな気分になってしまっているので、徐々に下り坂を迎えている彼らの運命に自分事のようにハラハラしてしまう。生命力の衰えを感じる主人公熊吾だが、物語はようやく半分という驚き。この先、どうなってしまうのか。家族にだけ聞こえた夜の音色が、天からの啓示のようでとても美しい。

2018/12/16

ケイ

熊吾の面倒見の良さや人情深さがここまでくるとむしろ愚かに見えてくる。やっていることがすぺて裏目に出るのも致し方ないか。自分のスケベ妻を苦しめるところなんかはあきれ果てる。結局、熊吾が凄かった戦前までは、回想だけで絵かかれてはいないのだ。だから、考えてみれば、一巻より延々と熊吾没落の話を読まされているのかと思えてきた。次は少しマシな展開を期待したい

2014/02/04

こばきよ

熊吾もいよいよ年をとって来て豪放さが弱まってきて、へんなところでもてて浮気が天罰的な話になったり、優しくなってきたんだけど、それがうまくまわらなかったり。それにしても、伸仁の好感度は高い。落語の件、高瀬家の3人兄弟を傘下に収める様、デパートのはなしなどなど、なんともほほえましくて、逞しい。この巻は大きなことは起こらなかったけど、今後に向けての中準備のような。巻末は作者と児玉清さんの対談。児玉さんの言うとおり、終わって欲しくない、という意見も頷ける、なんとも世の中の機微に満ちた時間の流れ。次巻も気になる。

2014/09/28

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