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野の春 ――流転の海 第九部 (新潮文庫)

野の春 ――流転の海 第九部 (新潮文庫)

野の春 ――流転の海 第九部 (新潮文庫)

作家
宮本輝
出版社
新潮社
発売日
2021-03-27
ISBN
9784101307589
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ジャンル

野の春 ――流転の海 第九部 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ジェンダー

主人公が亡くなってしまった!入院してからすぐやったし病気というのを甘く見てはいけないと思ったし年をとってから一緒にいてくれる人がいるだけでどれだけ嬉しい事なのか改めて認識する事が出来ました!嬉しい時や悲しい時もあるけれど言葉にしないとわからない事もあるし言葉にしなくても伝わる事あるけれどお互いもっと聞く耳を持っていたらまた違った最後を迎えられたのかなぁって思いました!9部作と長かったようでそんなに時間かけずに読めたしまた年を重ねてから読み直しできればと思ってます!

2023/05/09

まーみーよー

終わってしまった。感想を書くと余韻が断たれる気持ちになりそうでなかなか書く気にならない。昭和を生きた松坂家の20年を共有できて嬉しかった。伸仁の20歳の誕生日を家族で祝う場面とラストシーンは感涙。しばらく熊吾ロス房江ロスになるのがわかる。ノブちゃん(=宮本さん)には「春の夢」「青が散る」で再読すれば再開できそう。あー、良かったな。良質の読書体験でした。

2023/06/14

reo

そもそも著者氏の自伝的大河小説「流転の海」を読む切っ掛けとなったのは、去年の九月中頃同氏の「灯台からの響き」を手に取ったところからはじまる。非常に洗練された文章に興を持ち、更に面白そうな本をと探していたらこの小説が目に止まった。何はともあれ全九巻読み終わり感想は❓と訊かれれば、一言”堪能させて頂きました”と。好きな本を三つ挙げろ言われれば「モンテ・クリスト伯」「レ・ミゼラブル」そしてこの「流転の海」がめでたく仲間入🙌松坂熊吾、房江、伸仁、丸尾千代麿他、この小説に登場してくる全員が生涯の友になりました。

2022/01/05

西

ついに読み終えてしまった。NHKでたまたま見た宮本輝さんのこの作品完結時のインタビュー、あれに出会っていなかったら多分読んでいなかっただろう大長編。ラスト、悲しいけど、だからといって熊吾の人生が悲しいものだったわけではなく、たまたま最後の部分だけを切り取れば悲しかったものの、それ以上に幸せだった時間も多くて、人の幸か不幸かなんて、人生の途中でも決められないし、最後でも決められないし、どこを切り取るかで変わるものだから意味はないなと。虚構の世界、こんだけ長く味合わせてくれた作者に感謝しかない

2021/05/17

たか

流転シリーズが終わった。めっちゃ長い時間かけて読んだから終わってしまうと寂しい。最後の一行まで物語の中に没頭できた。名作。

2021/09/01

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