読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

軽薄 (新潮文庫)

軽薄 (新潮文庫)

軽薄 (新潮文庫)

作家
金原ひとみ
出版社
新潮社
発売日
2018-08-29
ISBN
9784101313344
amazonで購入する

軽薄 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ゴンゾウ

頭では理解できない世界。モラルとは程遠い感情。おそらく本能で惹かれ合う、そんな感情。金原ひとみさんはモラルの臨界点を超えて男女の本能を描く。だめだ、だめだと思っても心の何処が感じてしまう。自分の中の軽薄な部分が共鳴してしまう。

2020/01/25

かみぶくろ

禁断の的な不倫小説。主人公の行動は、一般的な常識から鑑みて「軽薄」かつ「不道徳」かつ「非合理」だが、その一般的な常識を律儀に守り続けるこの日本という国がこんなにも息のしづらい自殺大国であるならば、常識からの離脱はむしろ道理といえるかもしれない。結果が破滅であったとしても、結局は自分の感情が滾る方へ着地点を定めるこの筆者の登場人物たちは、顔をしかめつつもどこか憧れてしまう人間臭さがある。

2018/10/07

Miyuki Usa

簡単に言えることを小難しく言い回し、浅いものを深く、シンプルなものを複雑に、意味の無いことを意味深に、ひたすらにそういうことに徹しているかのような作品に思えた。主人公のカナ自身も周りとの関係性も、だから何か深い問題を抱えているかのようで実は軽薄で。信用出来ない小説。これって著者の意図を汲めたことになるのかしら(抵抗感)。

2018/09/22

ゆきらぱ

面白かった!読んでる間ゾクゾクしていた。生活の隙間隙間に続きを読む。ATMに並ぶ時に読む。電車混んでても本を縦半分にして読む。いつもは乗っ取られてるのにスマホを開けない。登場人物誰にも共感できないけれどこの人達に会ってみたいと思った。 非常に老成した主人公カナが「私には男というものがよくわからないのだ」と言い出した時にはカナちゃんが解らないならもうどの女も男を理解するのは無理だねと話しかけたくなった。最後にカナは採用すべき自分の過去を選ぶことにした。いつも自分の心と生きていく過去を私も選びたいと思った

2019/10/03

のり

何だろうなぁ…この著者の作品は…これもまたインモラルな性愛にまみれた話で、タイトルどおり、主人公の振る舞いは「軽薄」でしかなかいんだけど、ただ「軽薄」なだけの薄っぺらい話でもなく、最初から最後まで一貫して、誰のことも心から愛せない満たされない主人公の孤独、悲哀が感じられて、痛い。最後の風鈴の情景描写が美しく、印象的なラストシーン。こういうの嫌いじゃないなぁ。

2020/03/11

感想・レビューをもっと見る