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焼き餃子と名画座: わたしの東京 味歩き (新潮文庫)

焼き餃子と名画座: わたしの東京 味歩き (新潮文庫)

焼き餃子と名画座: わたしの東京 味歩き (新潮文庫)

作家
平松洋子
出版社
新潮社
発売日
2012-09-28
ISBN
9784101316567
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ジャンル

焼き餃子と名画座: わたしの東京 味歩き (新潮文庫) / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

タイトルは、『焼き餃子と名画座』。でも、ここで紹介するのは餃子だけではない。食に対するあくなき欲望と、その欲望を刺激するおいしいものを探知する感度の良いアンテナをもつ著者の食べ歩きはすごいの一言に尽きます。たとえば、浅草での一日はこんな感じです。ペリカンの角食パンを購入〜蕎麦屋で熱燗を飲みながらつまみと鴨なんばん〜喫茶店アンヂェラスでコーヒーとチョコケーキ〜梅むらでお土産の豆かん…。僕も、結構食いしん坊だけど、平松さんの食べ歩きぶりを見ていると、恐れ多くて「食べ歩きが好き」だなんて言えなくなるよなぁ。

2013/09/03

シブ吉

文字が羅列され、文となる。文字の塊だったページが、その文章を読んでいる内にモクモクと形を現し、立体映像として脳を刺激する。平松さんの食の描写は本当にたまりません。食べる事への愛情表現がたっぷりで、文章を目で追い、指でなぞり、思わず「舌なめずりする」自分がいました。くつくつ、ことこと、ふーふー、と、うれしくなるよな文字を見かけては嘆息。さっそく影響を受けて、トンカツ屋さんではカウンターに座り、揚げる作業の一挙手一投足を逃さず見る始末。「あぁっ、この本を片手に町歩きがしたい」腹の底から思ってしまう一冊でした。

2013/08/24

ぶんこ

著者は東京西部にお住まいなので、中央線沿線のお店が最初の出てきました。西部には殆ど行かないので流し読み。そのうち浅草、銀座、人形町と出てきて俄然ワクワク。平松さんが美味しそうにお酒を嗜まれているので、飲めない私は悔しくなる。飲める人は楽しみが倍ですね。そしてたくさん召しあがられる。ついで買いも多く、こんなに一度に色々と買って食べられるのかと心配なほどでした。多分食べられるのでしょう。それも羨ましい。文章も勢いがあって読んでいて楽しかったです。南千住の尾花には絶対に行く!

2018/04/30

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

紹介されているのは、全て東京のお店。いつか、私が行くことはほぼ無い。それでも、食べてみたいと夢想妄想する。神保町でカレー、深川でどぜうなど東京のその場所で味わいたい!というものもあるけれど、ふらりとドーナツを食べに出かけたり、とんかつ、海南鶏飯、昔ながらの苺ショート、フルーツサンドなど、平松さんの書いたお店には行けなくても、雰囲気だけでも真似したい(食べたい)。荒川線文士巡礼は楽しそう。雑司ヶ谷霊園にはお墓見に行ったことはある。文学好きには楽しいところ。

2016/04/08

ばう

★★★★平松さんのエッセイはやっぱりどれを読んでも面白い。本書でも東京中の美味しいものを紹介して下さいます。どれも美味しそうなのだけれどやっぱり全部食べに行くことは出来ない。でも文章を読むだけでこちらまでご馳走を頂いた気分になってしまってなんだか幸せな気分に浸れます。食いしん坊の方に是非おススメです!

2018/04/15

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