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湖畔の愛 (新潮文庫)

湖畔の愛 (新潮文庫)

湖畔の愛 (新潮文庫)

作家
町田康
出版社
新潮社
発売日
2020-12-23
ISBN
9784101319346
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湖畔の愛 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ふう

なんてロマンティックなタイトル。なのに帯には大きく「アホだらけ。」とあります。どれだけアホなのか期待して読み始めたのですが、「笑い死に寸前」とはなりませんでした。むしろ反対に、何とピッタリの言葉のチョイス、そして胸にささる真理、と感心してしまいました。ただ、難解なストーリーでも表現でもないのに読むのに時間がかかってしまいました。アホなのはわたしの方?

2021/01/21

HANA

湖畔のホテルに集う客たち。ただその全員が奇人変人で…。町田康の短編らしく全体的に笑いに包まれている。ただこれまで読んだ町田作品が全体的に自意識を持て余した人間が醸し出す痛々しさからなる笑いだったのに対して、本作は解説にもあるように吉本的な笑いになっている。その為吉本的なものが持つ、これまでとは違うベクトルの痛々しさが全編に溢れていて読むのがきつい。吉本的な笑いがきらいなわけじゃないけど、大上段からこうもベタな物を振り下ろされると読んでる方も反応に困るというか。今までとは勝手が違う方向にいったのかなあ。

2021/02/25

Shoji

このリズム感、アホさ加減、乱痴気ぶり、気怠さ、でもストーリーがあって楽しめる内容。まるっきり、吉本新喜劇やんか。しかも、ひと昔前の。と思ってたら、解説にもそう書いてた。エンタメです。適当に読んで適当に楽しんで、平和を堪能しましょ。

2021/01/20

ちぇけら

ちゃぽりかぽちゃりかと湖面がさざなみて、本日は大変お日柄も良く湖畔日和であることこの上なしと思うも数分のこと、いや湖畔日和って何だよと突っ込む間もなく降るわ吹くわで大嵐、脳内でどよめくどないしてくれんねんの怒号も可愛いもんですわ。愛すんませんと宣ううちに全身ずぶ濡れて涙も枯れる。愛と云ふは笑いの事と見つけたり、と武士道に書かれていないとは言い切れないし、なんかこうもっと、ウホ、愛!オモロ!みたいなん探してたんですわ。そしたらありました。九界湖ホテル。なんですの。もう濁流。ことばと、笑いと、アホらしい愛の。

2021/01/24

黒井

21-5】文庫で再読。光を放ちながら自らも光を浴びたがる、なんて称される気島さん好きなんですよね。無自覚に通る道の全てを薙ぎ倒す竜巻みたいで。嵐の後に待つのは晴れ渡る空というのがお約束だし。/吉本新喜劇が引き合いに出されるのを見かけるのもよく分かるドタバタ予定調和の安定感と、登場人物の台詞や価値観として随所に発揮される芸術や才能に関するマーチダ節。それらの融合で生まれた湖畔のホテルで繰り広げられるトラジコメディ。しかし裏表紙のあらすじの「恋愛小説」には首を傾げる。でもパンク侍も時代小説と称されていたっけ。

2021/01/08

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