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記者になりたい! (新潮文庫)

記者になりたい! (新潮文庫)

記者になりたい! (新潮文庫)

作家
池上彰
出版社
新潮社
発売日
2008-08-28
ISBN
9784101330723
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記者になりたい! (新潮文庫) / 感想・レビュー

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緋莢

小学生の時に『続 地方記者』を読んで、記者になる事を志し、NHKに入社。地方勤務を経て、東京に戻ってくるも、ニュースキャスター、さらには 「こどもニュース」のお父さんになってしまった。そんな著者が新宿バス放火事件や日航機墜落事故など、記者時代に取材した事件を交え、記者人生を振り返る。

2016/02/13

えっくん

★★★★☆今や大学教授の池上さんがNHKに入社以来、地方記者、ニュースキャスター、こどもニュースのお父さんを経歴し、ジャーナリストとして歩んだ半生を語ります。特に記者時代の日航機墜落やホテル火災など幾つもの大事件のリポートは凄惨さが伝わってきました。夜回りなどで帰宅できない事も何日も続いたということで家族の支えがあっての大変な日々だったと感じます。現場にいる自分しか伝えられないものをリポートするという記者魂は凄いですね。キャスター時代に池上さんが番組で語っていたというオヤジギャグを見たかったですね。

2014/02/22

テイネハイランド

現在、TVに著作に大活躍中の池上さんが、ちょうどNHKを退社したころに、自身の半生(NHKでの記者生活)を回顧した自叙伝。このほぼデビュー作といってもいいこの本でも、「わかりやすくて親しみやすい」池上節は、その文章によく現れていて、マスコミ志望の学生が読んでも大変参考になるのではないかと思う。「夜討ち朝駆け」で知られる警視庁担当記者時代に、捜査員を待つ間に、自動販売機の灯りを使って英会話の勉強をしたというエピソードを読むと、池上さんの(バイタリティー/克己心)は年季の入ったものなんだなと感心してしまった。

2016/10/21

エリナ松岡

この前読んだ『池上彰の新聞勉強術』のうちの、著者記者時代の経験談をもう少し掘り下げたものがないかな、と思ってこちらを読んでみました。期待通り、著者の記者時代の変遷を、もう随分忘れていた昭和の大事件を交えながら淡々と辿っていきます。記者という職業の面白さが十分に伝わってくる内容だと思います。

2016/03/24

たくのみ

松江支社での地方記者時代に鍛えられた池上さん。警察とつきあい、暴力団に脅され、現場の試練を乗り越え、さらに「夜回り」で家族に会えない日々。「池上彰の作り方」が詰まった一冊。現場の発想から生まれたレポートのノウハウ、こどもニュースで鍛えられた解説力の原点が、あの大事件だったのか、という驚き。そして、記者という仕事へのプライドが、行間に力強く脈打っている。

2013/12/20

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