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自壊する帝国 (新潮文庫)

自壊する帝国 (新潮文庫)

自壊する帝国 (新潮文庫)

作家
佐藤優
出版社
新潮社
発売日
2008-10-28
ISBN
9784101331720
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あらすじ

ソ連邦末期、世界最大の版図を誇った巨大帝国は、空虚な迷宮と化していた。そしてゴルバチョフの「改革」は急速に国家を「自壊」へと導いていた。ソ連邦消滅という歴史のおおきな渦に身を投じた若き外交官は、そこで何を目撃したのか。大宅賞、新潮ドキュメント賞受賞の衝撃作に、一転大復活を遂げつつある新ロシアの真意と野望を炙り出す大部の新論考を加えた決定版!

自壊する帝国 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

第38回(2007年)大宅壮一ノンフィクション賞。 ソ連帝国 自壊の物語である。 ゴルバチョフ、エリツィン等が崩壊に至る 過程でどう動いたのか.. 会話中心から 得られるエピソードは 真偽はよくわからないが、興味深く、特に 友人サーシャからの情報が、ソ連崩壊の展開に 厚みを持たせる…断片的な報道では わからなかった 過去が 蘇る本だった。

2017/08/16

ゆか

著者の事は、何かの雑誌でエッセイを読み、元外交官で逮捕歴があり、本を書いている人というぐらいの認識しかなく、ソ連崩壊に関しても、物心は付いていても自分には遠い話で、国が崩壊するって事がいまいちピンとこなかった。この本はそれを随分と克服出来る内容となっています。外交官のお仕事は、自分が法学部だった事もあり、周りにも外交官志望の友達がいたりで、何となくは分かってはいたものの、やっぱり凄かった。盗聴、尾行は当たり前。お酒の席では普段よりも気が抜けない、人との繋がりが一番、この辺は普通の会社と一緒ですね。(笑)

2016/02/06

ehirano1

イリインが著者に言った、『強い者に対してお願いをしてはいけない(巨匠とマルガリータ、ブルガーコフ)』の箇所がまだ読み解けません。プライドだけの問題ではないように思いますが・・・。原著を読んでみたいと思います。

2018/03/10

姉勤

「ソ連」この響き。少年の事植え付けられた、氷点下に能面の様な表情の人々。そのイメージが氷解した「ゴルバチョフ」「ペレストロイカ」の語感。ベルリンの壁崩壊からの数年、訳も分からず、ただ世界が良くなる気分の中テレビを眺めていた。ソビエト連邦というものが地上から消える時、モスクワに派遣された著者の自伝的ドキュメント。当初は神学を学ぶため応募した外交官。モスクワ大学で学ぶうち、活動家や政治家、フィクサーとの人脈を繋ぎ、共産圏の崩壊の裏舞台で大いに関わる。棺桶まで持っていく情報を省いても、この情報量。世界は重い。

2015/05/19

thayami

多民族国家の苦悩。歴史、宗教、そして民族。”国家”の定義も複雑。常に悩ましいのが人間の欲。だからこそ”自壊”なのか・・・。印象に残るのが、イリイン氏。氏の人間性と、その人間性故の最期。苦しいときにこそ、人間としての本質を見ることができる。国や文化の違いが、本質には当てはまらないのを再認識。著者の資産である人脈は、ぶれない軸が根底。当時のレストランとコインの活用が印象深い。ロシアを、自身でもう少し掘り下げたくなる一冊。

2012/12/19

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