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巴里の空はあかね雲 (新潮文庫 き 6-2)

巴里の空はあかね雲 (新潮文庫 き 6-2)

巴里の空はあかね雲 (新潮文庫 き 6-2)

作家
岸 惠子
出版社
新潮社
発売日
1987-03-01
ISBN
9784101339023
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巴里の空はあかね雲 (新潮文庫 き 6-2) / 感想・レビュー

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aoko

女優の岸恵子さんの離婚から夫の死までの約10年間のエッセイ。離婚、パリでの生活、娘さんとのやり取り、アフリカ旅行、女優の仕事など、興味深い話題が多いけれど、当時(70年~80年代)の文体の特徴なのか、「○○なンです」「ヒコーキ」「ブンガク少女」など、カタカナが妙に多く疲れた。

2022/05/12

スー

昔の人としては当たり前の書きぶりなのかもしれないけど、文体が独特過ぎる。それが新鮮。でも、今こういう文章を書ける人は日本に多分もういないと思う。何かが失われていってるな、と思う。 でも、それが文化だから別にネガティブな意味じゃないけどね。 半世紀以上も前に、フランスへ嫁いでいった日本の大女優の方のこのエッセイは、面白いけど、全般的に砂がかかったグレーな印象。 きっと、それは彼女がずーっと持ち続けた「根無し感」なんだろうな。 つまり、彼女が感じている世界がそのまま表現されている本ということ。面白かった!

2013/01/30

いくたやよい

岸恵子を読むのは「わりなき恋」「ベラルーシの林檎」についで三作目。73年の彼女の離婚から83年までの約十年間のエッセイ。時期はそれより早いがほぼ同時代の十年をドイツ、イギリスで過ごした私にはことさら興味があった。はじめ、メロドラマの女優という認識しかなかったので、彼女の才気、筆力、さらに日欧の文明世界を透視する視点の確かさに驚き、共鳴する点が多かった。形容詞の多い絢爛たる文章は最初ちょっと鼻につくが、慣れるとその五七五調が心地よくなるのがふしぎ。もっと読みたい。

2017/03/25

Ms.Gordon

2003-2004

2008/02/25

ucodig

女優として、女として、自尊心に溢れた一冊。

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