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青い鳥 (新潮文庫)

青い鳥 (新潮文庫)

青い鳥 (新潮文庫)

作家
重松清
出版社
新潮社
発売日
2010-06-29
ISBN
9784101349268
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ジャンル

青い鳥 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

重松清作品は数年ぶりだが、いつものあの重松節と再会することに。変わってないなあ。それは、脱力感とも安心感ともいえるものだ。彼の小説に漂う浪花節というか、演歌というか、そうしたある意味では透徹した通俗性がここにもある。8つの連作短篇集だが、冒頭の1篇で早くも鼻の奥がツンとなり、それからはこんなものに感動できるものかと突き放しつつ、最後の1篇では涙がこぼれ落ちそうに。主人公は、中学校の臨時教員の村内先生。彼がその学校にいるのは、数十日からせいぜいが2、3カ月。その存在は、まさしく「まれびと」に他ならない。

2017/01/11

アサガオ先生

「障害や病気を抱えながら教師として、働く同僚たちを数多く知っている◇皆、生徒の幸せを願い、全員に目を配り、アンテナをはりめぐらして『心の闇』がないか、見つめている◇家庭での悩み、虐待、人間関係、苛め◇『被害者も加害者も、皆、何かで悩み、もがき苦しんでいる。道を外れて不幸になりたい者などいるはずがない。物事には必ず理由が存在する』◇生徒の声に心を傾けなければ、彼らは一生『かごの中の鳥』のように、心の苦しい想いを外に出すことが出来ない◇彼らは、自分の中の孤独と闘い『どうすればいいのか』悩んで→2ページ目へ

2016/12/11

らぱ

40代になった今でも自分の精神年齢は 中2となんら変わらない。小さなことに傷つき・くよくよし、勘違いして急に元気になり、勘違いだと気付いてまたくよくよする。40代の自分は村内さんのような人には、なかなか出会えない。だから本を読むのだろう。たいせつなことに間に合うように。

2018/05/30

青葉麒麟

どうして此の作家はこんなにも思春期の子供の気持ちが判るんだろう。こんな人こそ教師になるべきだと思う。後書きを読んで吃驚したけど、吃音だったんだね。久し振りに胸の奥がジンジンした小説だった(ノ_・。)

2012/09/19

テンちゃん

内村先生(๑•̀ㅂ•́)و✧心に傷を抱えた生徒たち!『授業より大事なこと』( ̄へ ̄)『心に傷を負った生徒に寄り添うこと』⇨いじめ!(`ロ´)加害者の生徒!父親の自殺で苦しむ生徒!。°(°`ω´ °)°。うまく気持ちを伝えられず抱え込む生徒!o(>_<)o家庭を知らずに育った生徒!⇨生徒たちに寄り添い、心の支えとなる先生(﹡ˆ﹀ˆ﹡)『後悔!責任!を包み込み希望へ変えていく!』⇨『大切なこと』を教えてくれる!心が温かくなる!そばにいるだけで安心できる!私もそんな存在になりたい!傑作作品。☆(⌒_⌒)4.8

2015/11/28

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